東国幹

東 国幹（あずま くによし）

東国幹は1968年2月17日に北海道上川郡風連町（現在の名寄市）で生まれた日本の政治家で、自由民主党に所属する衆議院議員です。彼は北海道議会議員を5期、旭川市議会議員を1期務め、これまで多様な公職に就いてきました。

来歴

彼は北海道深川西高等学校を卒業した後、東海大学法学部法律学科に進みました。在学中には原田義昭の書生として政治の世界に興味を持ち、当時の旭川オリンピック構想の挫折が彼の政治家としての道を選ぶきっかけとなりました。1990年の衆院選で、当時の議員佐藤静雄の秘書として活動を開始し、4年の間事務所で経験を積みました。

1995年、旭川市議会議員選挙に立候補し当選。1999年には北海道議会議員選挙に挑戦し、初めて当選しました。2002年には旭川市長選に立候補し、現職と僅差で接戦を繰り広げましたが、結果は残念ながら敗北に終わりました。再び北海道議会議員として当選した後、2014年に旭川市長選に再挑戦も、再度思うような結果を得られず、その後の衆院選にも比例代表から立候補しましたが落選しました。

しかし、2021年の第49回衆院選では、北海道6区から立候補し、かつてのライバルである西川将人を下して初当選を果たしました。

政策と主張

東国幹は憲法改正について強い意見を持っており、2021年のアンケートでは憲法9条に自衛隊を明記することに「どちらかといえば賛成」と回答しています。また、環境権や緊急事態に関する条項を新設することを支持しています。

外交・安全保障に関する姿勢としては、北朝鮮に対しては対話よりも圧力を重視する傾向が見受けられ、「他国からの攻撃が予想される場合には敵基地攻撃もためらうべきではない」との提案には「どちらとも言えない」と回答しています。

ジェンダーに関しては、選択的夫婦別姓制度や同性婚に関する法改正については明確なスタンスを持たず、「どちらとも言えない」との回答が目立ちます。特にLGBTの権利については慎重な姿勢がうかがえ、クオータ制の導入についても答弁を避けました。

さらに、原子力発電に関しては依存度を減らすべきとし、新型コロナウイルス対策においては消費税の一時的な引き下げには否定的な意見を示しています。

統一教会との関係

東国幹は、統一教会に関連する団体との関わりが報じられています。2018年や2019年には、統一教会の関連団体の視察に参加し、政務活動費が関連団体に充てられた記録があります。2021年の衆院選では教団の助けを受けたとの報道がありますが、これに対しては詳しい説明を避けた形になっています。特に、旭川市内での選挙活動において関わりが疑問視される一方、彼自身は関係を知らなかったと述べています。

まとめ

東国幹は、日本の政治シーンにおいて様々な役割を果たしてきた政治家です。彼の政策や主張は時折物議を醸すことがありますが、その背景には多くの経験と信念があることが伺えます。今後もそのアプローチが注目されることでしょう。

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