東城穣

東城 穣（とうじょう みのる）について

東城穣は、1976年8月30日に埼玉県所沢市で生まれた元サッカー審判員です。彼のサッカー人生は、地元の所沢市立清進小学校と所沢市立向陽中学校でスタートし、その後浦和SCユースを経て、浦和レッズユースの1期生として活動しました。

サッカー審判員としての経歴

大学は城西大学の経済学部経営学科に進学し、その在学中に2級審判員の資格を取得します。大学を卒業後、埼玉県内の公立中学校で教諭として勤務していましたが、2002年には1級審判員の資格を取得しました。その後、埼玉県サッカー協会に勤務し、2008年にはスペシャルレフェリー（現在のプロフェッショナルレフェリー）として、主にJリーグの試合で主審を務めるようになります。

2007年には国際審判員として登録され、同年に行われたトゥーロン国際大会では主審を担当しました。国際的な舞台でも活躍することができ、2010年7月には日本サッカー協会とイングランドサッカー協会の交流プログラムの一環としてイングランドに派遣されました。

現役引退後の活動

2020年シーズンをもってJリーグの担当審判員として引退し、その後は日本サッカー協会との契約を結び、審判指導者（Jリーグ審判デベロプメントマネジャー）として活動を始めました。

担当した国際大会

東城穣氏は、さまざまな国際大会でも主審を務めました。例えば、2014 FIFAワールドカップ・アジア予選では、グループAの試合でシンガポール対イラクや韓国対ウズベキスタンの試合を担当しました。また、AFCアジアカップ2011では、インドネシア対クウェートの予選グループBの試合を裁きました。2015年のAFCアジアカップにおいても、イラク対インドネシアの試合を担当しました。

東城氏はまた、AFCチャンピオンズリーグにおいても多くの試合を裁いており、2010年から2013年にかけて、いくつかのグループステージやプレーオフの試合を含む多彩な経験を持っています。特に、2013年のグループBのアル・シャバーブ対アル・イテファクの試合や、グループDのアル・ラーヤン対アル・ヒラルの試合など、高いレベルの国際大会での裁判も任されていました。

まとめ

東城穣氏は、彼のキャリアを通じて国内外で数多くの試合を成功裏に運営してきた傑出した審判員です。彼の経験や指導力は、日本サッカー界において重要な役割を果たしています。引退後も、その知識と経験を生かして、次世代の審判員の育成に貢献していくことでしょう。

もう一度検索