東大を優勝させよう会

東大を優勝させよう会（東優会）とは

「東大を優勝させよう会」（略称：東優会）は、東京大学運動会硬式野球部を応援するために設立された、東大硬式野球部公認の唯一のファンクラブです。単なる応援団体ではなく、東大野球部を愛する人々の熱い想いが結集した、ユニークな存在として知られています。

設立のきっかけ

1973年10月20日、東京六大学野球リーグ公式戦において、東大が対立教1回戦で勝利を収めました。この勝利に感動した菅野弘夫・ナツ子夫妻、谷田昌夫、木村拓延という4人の東大野球部ファンが見ず知らずのうちに祝杯を挙げたことが、会の始まりです。

この勝利をきっかけに、東大野球部を応援する組織を作ろうという機運が高まり、1974年2月23日、菅野氏ら13名の有志が設立総会を開催。規約などを定め、正式に「東大を優勝させよう会」が発足しました。

名称の由来

会の名称には、創立メンバーの谷田昌夫氏が会報「淡青ファン」1号に書いているように、東大の優勝を願う強い気持ちと、同時に「東大を優勝させる会」という名称ではおこがましいという謙虚な気持ちが込められています。会の意気込みとユーモア、そしてゆとりを持って「東大を優勝させよう会」という名称が選ばれました。

会員資格

東大関係者だけでなく、東京六大学野球リーグ戦における東大野球部の優勝を願い、応援する個人、法人であれば、誰でも、いつでも会員になることができます。元法務大臣の松島みどり氏も、東大在学中に在籍していました。

活動内容

主な活動内容は以下の通りです。

会報「淡青ファン」の発行: 年2回発行される会報「淡青ファン」は、会員同士の交流を深めるための重要なツールです。最新号は通算166号（2019年4月3日号）となっています。
東大野球部の応援: 東京六大学野球リーグ戦を中心に、東大野球部の応援活動を積極的に行っています。
東大野球部、東大応援部等との交歓: 野球部の新入部員歓迎会や激励会などを開催し、選手や応援部員との交流を深めています。

歴代会長

初代：杉正作（1975～1982）
2代目：菅野弘夫（1983～1988）元東宮大夫、東大野球部OB会「一誠会」名誉会員
3代目：田中富也（1989～2005）
4代目：冷泉公裕（2006～2015）俳優・歌手
5代目：児玉良雄（2016～現在）

2019年4月現在の会員数は約140名です。

会の決まり

設立当初は「東大の優勝を持って解散する」という決まりがありましたが、現在の会則では削除されています。

誤報について

一部で「東大を優勝させよう会」が2017年8月10日をもって活動停止、閉会したという情報が流れましたが、これは全くの捏造、誤報です。2019年6月9日現在も活動を継続しており、今後も活動停止、閉会の予定はありません。

「東大を優勝させよう会」は、東大野球部を応援する人々の熱い想いが詰まった、かけがえのない存在です。その活動は、東大野球部を支える大きな力となっています。

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