東大和市立図書館

東大和市立図書館の概要

東大和市立図書館は、東京都東大和市に位置する公共の図書館群です。この図書館は、中央図書館をはじめ、桜が丘図書館および清原図書館という2つの分館を併せ持ち、市民の学びと文化活動を支援しています。運営は東大和市が行っており、地域貢献のためにさまざまなサービスを展開しています。

図書館の歴史

この図書館の根源は、1954年に始まった東京都立図書館による移動図書館「むらさき号」から遡ります。1970年代に入ると、市民の図書館建設に向けた活動が活発化し、1971年には図書館建設基金の積立が始まりました。地域の学校や公民館での文庫活動が広がり、図書館の必要性が市民間で広まっていきました。

年表

• - 1977年（昭和52年）1月20日: 移動図書館「みずうみ号」の運行開始。
• - 1984年（昭和59年）4月15日: 中央図書館がオープン。
• - 1993年（平成5年）7月1日: 桜が丘図書館が開館。
• - 2007年（平成19年）1月19日: 清原図書館が開館。

利用案内と開館時間

利用者資格は、東大和市に住む、学ぶ、または働く人に加え、一部の隣接市に居住する人にも開放されています。可貸出点数は、図書や雑誌、CDなど計12点までで、貸出期間は2週間です。

各図書館の開館時間は次の通りです。

• - 中央図書館:

- 水曜日から金曜日: 10:00～19:00（2階フロアは17:00まで）
- 土日および祝日: 10:00～17:00

• - 桜が丘図書館、清原図書館:

- 10:00～17:00
休館日は、中央図書館と桜が丘図書館が火曜日、館内整理日（毎月第3木曜日）、祝日、年末年始などであり、清原図書館は月・火曜日が休館日です。

施設の特徴

中央図書館

中央図書館は、1984年に開館し、敷地面積は約23,041m²、延床面積は2,689m²、165,000冊を収容可能です。設計は坂倉建築研究所によって手がけられたもので、省エネルギーと自然光の活用を意識した「呼吸する壁」というコンセプトが特徴的です。建物の空調は自然の法則を生かした方法で調整されています。

桜が丘図書館

桜が丘図書館は、1993年に桜が丘市民センター内に設置されました。周辺は多くの住宅が立ち並ぶ地域で、専有面積353m²で館内には52,341冊の蔵書があります。図書館は市役所とも連携し、地域の集会やイベントにも利用されています。

清原図書館

清原図書館は、2007年に清原市民センター内に開設され、530m²の広さを持ち、91,385冊の蔵書があります。周囲の小学校との連携が特徴的で、子ども向けのプログラムも充実しています。

移動図書館

移動図書館「みずうみ号」は1977年から運行を開始し、地域の各所を巡回しています。この図書館は、地域の訪問先として利用され、特に学校への貸出サービスでも利用されます。毎年、図書館職員には「みずうみ号」の利用者も多く含まれており、地域のつながりを深めています。

東大和市立図書館は、文献提供を通じて市民の文化活動を支える重要な役割を果たし、地域の心の拠り所となっています。

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