坂倉建築研究所

株式会社坂倉建築研究所

株式会社坂倉建築研究所は、著名な建築家である坂倉準三が1940年に設立した坂倉準三建築研究所を前身とし、1969年に法人化された建築設計事務所です。坂倉はル・コルビュジエの弟子として知られ、モダニズム建築の理念を受け継ぎ現代に活かした作品を多数手がけました。

沿革

• - 1940年: 坂倉準三建築研究所として創業。
• - 1948年: 大阪支所を開設し、今日の大阪事務所へと発展。
• - 1967年: 合資会社坂倉建築研究所が設立され、活動がより活発に。
• - 1969年: 坂倉準三の逝去を受け、株式会社坂倉建築研究所が設立される。
• - 2002年: 広島に新たな事務所を開設し、エリアを拡大。

受賞歴

坂倉建築研究所は多くの建築学会賞を受賞しており、その実績は国内外で高く評価されています。特に、以下の作品が名を馳せています。

• - 国際文化会館 (1955年): 坂倉準三、前川国男、吉阪隆正の三人が手掛け、1961年に日本建築学会賞を受賞。
• - 羽島市庁舎 (1959年): 坂倉準三による設計で、1961年に同じく日本建築学会賞を受賞。
• - 大阪府立総合青少年野外活動センター (1969年): 西澤文隆らが担当し、1967年に受賞。
• - 東京都立夢の島総合体育館 (1976年): 阪田誠造が設計し、1977年に日本建築学会賞を受賞。
• - 大阪市中央公会堂の保存・再生 (2005年): 2006年に日本建築学会賞を受賞。

この他にも、1966年から1985年にかけて新宿西口広場及び駐車場の設計も行い、業績賞を受賞しています。

過去の主要メンバー

坂倉建築研究所には数多くの優れた建築家が在籍しており、以下のメンバーが特に著名です。

• - 芦原義信
• - 山崎泰孝
• - 阪田誠造
• - 太田隆信
• - 水谷硯之

また、坂倉建築研究所に深く関わっている人物も多く、ル・コルビュジエやシャルロット・ペリアン、柳宗理などの名が挙げられます。これらの人物は、日本におけるモダニズム建築の発展に貢献し、影響を与え続けてきました。

まとめ

坂倉建築研究所は、戦後の日本において建築デザインの革新を促進してきた重要な役割を果たしてきました。彼らの活動を通じて、歴史的な建築物の保存や再生、新たな都市空間の創出が進められています。今後もその歩みを広げる存在であり続けることでしょう。

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