東大滝橋

東大滝橋（ひがしおおたきばし）

東大滝橋は、長野県下高井郡野沢温泉村大字東大滝と下水内郡栄村大字豊栄字白鳥の間に位置し、千曲川を跨ぐ国道117号市川バイパスの橋梁です。全長530mのラーメン橋・桁橋であり、北信地域と栄村を結ぶ重要な交通インフラとして機能しています。

概要

東大滝橋は、起点側で長野県道408号箕作飯山線を跨いだ後、千曲川を斜めに渡河します。西大滝ダムの約1km下流に位置し、北信地域から栄村への玄関口となっています。この橋の親柱には、地域のスキー文化を象徴するスキー板のデザインが施されており、地域住民や観光客に親しまれています。

構造

形式: PCTラーメン・PC箱桁橋
橋格: 1等橋 (TL-20)
橋長: 530.0m
径間数: 10径間
最大支間長: 100.30m
幅員:
総幅員: 12.00m
有効幅員: 11.0m
施工: オリエンタル建設・ピー・エス
架設工法: 固定支保工架設工法

歴史

東大滝橋は、飯山市と栄村を結ぶ市川バイパスの一部として、1994年11月に開通しました。しかし、2011年3月12日に発生した長野県北部地震により損傷し、通行止めとなりました。国道117号が寸断されたことで、北信地域と栄村間の交通が途絶したため、迂回路として長野県道408号箕作飯山線の不通区間を解消し、千曲川の本橋の下流側に箕作平滝大橋と明石大橋の2橋を架橋する事業が行われました。これらの復旧事業を経て、2020年11月9日に全線が開通し、地域の交通網が復旧しました。

位置情報

東大滝橋は、以下の場所で確認できます。

西大滝ダム: 約1km上流
千曲川: 橋は千曲川を横断

その他

東大滝橋は、地域の生活と経済を支える重要なインフラストラクチャーであると同時に、地域文化を反映したデザインが特徴的です。橋の開通は、地域住民にとって大きな喜びであり、交通の利便性向上だけでなく、地域の復興と発展にも貢献しています。

外部リンク

長野県北信建設事務所: 橋梁管理者
空から眺める千曲川・犀川 千曲川下流 - 国土交通省北陸地方整備局千曲川河川事務所
109 西大滝ダム
110 東大滝橋

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