東大阪市立意岐部小学校

東大阪市立意岐部小学校について

東大阪市立意岐部小学校は、大阪府東大阪市新家に位置する公立の小学校です。この学校は1872年に設立されて以来、地域社会に根ざした教育を提供してきました。現在、同校では様々な学力向上の取り組みが行われており、少人数授業や放課後の算数教室、朝の学習タイムなどを通じて、児童一人ひとりに丁寧な指導を提供しています。

学校の概要

意岐部小学校には、各学年に2クラスと4つの支援学級、さらに院内学級を含めて合計17クラスが存在します。2019年4月のデータによると、全体の児童数は285人で、クラス別に見ると1年生が44人、2年生が41人、3年生が45人、4年生52人、5年生48人、6年生55人という内訳です。また、医院に通う児童のために設けられた「こまどり学級」は、同校の教育方針の一環として、普通の教育内容を維持したままで支援が行われています。

院内学級について

意岐部小学校には、特別に設けられた「こまどり学級」と、中学校における「わかくさ学級」に分かれる院内学級があります。この施設は、東大阪市立総合病院の中に位置しており、病院に入院中の児童でも通常の学習にアクセスできるように配慮されています。具体的には、パソコンを利用した授業や、図工の授業などを行うことができるほか、教室までの移動が困難な児童にはベッドサイドでの学習も可能です。

沿革

この小学校の歴史は、1872年に河内第二大区第二小区第五十二番小学校として設立され、数回の名称変更を経て、1967年に現在の東大阪市立意岐部小学校に改称されました。具体的には、1879年に堺県若江郡御厨簡易小学校、1889年に大阪府若江郡砂開簡易小学校、1893年には意岐部尋常小学校へと名称が変わり、さらに1922年には村立の尋常高等小学校、1937年には市立の尋常高等小学校へと改称されました。そして、1947年には布施市立意岐部小学校となり、最終的には東大阪市の誕生とともに現在の名称へと至りました。

通学区域

通学区域は新家1丁目から新家3丁目、御厨中2丁目や御厨東1丁目など幅広い地域を網羅しています。このため、多様な背景を持つ児童が通い、地域の交流の場ともなっています。

進路状況

卒業生の大部分は、隣接する東大阪市立意岐部中学校へ進学しますが、中には国私立中学校を選ぶ児童も存在します。これによって、各児童はそれぞれの進路に応じた豊かな学びの選択肢を堪能することができます。学校は、各児童が自分の目指す進路に向けての準備を整えることも大切な役割の一つと捉えています。

このように、東大阪市立意岐部小学校は、地域に密着した教育を行いながら、児童一人ひとりのニーズに応えるための努力を続けています。

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