東宝不動産

東宝不動産株式会社は、1947年から2017年まで存在した、阪急阪神東宝グループの不動産会社です。親会社は東宝株式会社でした。

事業内容は、東宝ツインタワービルや帝劇ビルといった自社保有の不動産の管理、売買、仲介など多岐にわたりました。これらの事業を通じて、長年にわたり東京の都市開発、不動産市場に貢献してきました。

沿革

1947年: 太千電気工業株式会社として設立。
1947年: 日本綜合建設工業株式会社に社名変更。
1955年: 不動産業へ業態転換。
1957年: 千代田土地建物株式会社に社名変更。
1963年: 旧東宝不動産株式会社を吸収合併し、現在の東宝不動産株式会社へ社名変更。
1972年: 東京証券取引所2部に上場。
1973年: 東京証券取引所1部へ指定替え。
2013年: 親会社の東宝が、完全子会社化を目指し株式公開買付けを実施。約77%の株式を取得し、二段階買収により完全子会社化。
* 2017年3月1日: 東宝株式会社に権利義務一切を承継し、解散・消滅。

設立当初は電気工業、建設業を手掛けていましたが、1950年代に不動産業へと転換。その後、旧東宝不動産を吸収合併し、東宝グループの不動産事業の中核を担う存在となりました。1970年代には東京証券取引所への上場も果たし、事業規模を拡大していきました。

2013年、親会社である東宝が完全子会社化に向けTOB（株式公開買付け）を実施。二段階買収を経て完全子会社となり、上場廃止となりました。そして2017年、東宝に吸収合併され、法人としての東宝不動産は消滅しました。

東宝不動産の解散後も、同社が管理・運営していた不動産は、東宝株式会社によって引き続き管理・運営されています。

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