東広島駅 (芸備鉄道)

東広島駅は、現在の広島県広島市にかつて存在した芸備鉄道の駅でした。1937年7月1日に廃止され、その歴史は比較短いものでした。

概要

1915年（大正4年）に芸備鉄道が開業した際、東広島駅は同鉄道の旅客および貨物のターミナル駅として開業しました。広島駅から500〜600mほど東に位置し、芸備鉄道の本社も駅構内に置かれていました。この駅は、芸備鉄道の初期における重要な拠点でした。

その後、東広島駅と広島駅の間が貨物専用線として開通し、さらに広島駅まで旅客営業が開始されると、芸備鉄道の旅客列車の起点は広島駅へと移行しました。これにより、東広島駅は旅客駅としての役割を終え、貨物専用駅となりました。

芸備鉄道が国有化される際、東広島駅はその役割を終え、廃止されることとなりました。開業から廃止までの期間は短いものの、地域の鉄道輸送に一定の貢献を果たしました。

歴史

1915年（大正4年）4月28日：芸備鉄道の開通に伴い、東広島駅が開業。
1920年（大正9年）7月15日：東広島駅 - 広島駅間が貨物専用線として開通。
1926年（大正15年）1月21日：東広島駅 - 広島駅間での旅客営業が開始。これにより、東広島駅の旅客営業は廃止され、貨物駅としての機能に特化。
1937年（昭和12年）7月1日：芸備鉄道の国有化と同時に、東広島駅は廃止。

隣の駅

芸備鉄道

矢賀駅 - （貨）東広島駅 - 広島駅

脚注

特になし

関連項目

日本の鉄道駅一覧
廃駅

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