東徹 (政治家)

東 徹（あずま とおる）に関する詳細

基本情報

東 徹（あずま とおる）は、日本の政治家であり、社会福祉士としても知られる。1966年9月16日生まれの彼は、日本維新の会に所属する参議院議員であり、2期目を務めている。彼は常任役員として活動し、改革実行本部長をもつ重要な役割を果たしている。これまでに大阪府議会議員として3期を務めるなど、地方政治でも幅広い経験を有する。

生い立ちと教育

東は大阪府大阪市の住之江区で誕生した。父は当時、大阪府議会議員の東武であり、政治一家の出身と言える。彼は桃山学院高等学校を卒業後、近畿大学法学部経営法学科で学び、さらに東洋大学大学院に進学して福祉社会システム専攻の修士課程を修了した。

その後、大和団地や特別養護老人ホームでの勤務を経て、大阪保健福祉専門学校の副学科長を務めた。さらに、当時の衆議院議員・中山太郎の秘書としての経験を積み、政治の現場での実務を学んだ。

政治活動のスタート

2003年の大阪府議会議員選挙で、父・武の地盤を引き継いで自由民主党公認で出馬。初当選を果たし、その後2007年に再選を達成した。2010年には自民党を離脱し、大阪維新の会の設立に参加。翌年には、同党の公認で再度当選し、同年から総務会長としても活動を開始した。

2013年には大阪府議から辞職し、参議院議員としての道を歩み始める。彼自身、選挙区から出馬し、得票数1位で当選。以降、日本維新の会の統一選や組織再編にも関与し、重要な役職を次々と歴任していった。

参議院議員としての活動

2013年の参院選で当選した後、東は維新の党の総務会長代行を務め、その後国会対策委員長などの役職をもつ重要なポジションに就く。2019年には再選を果たし、2021年には党総務会長を退任した。

党内での影響力を確かにしながらも、2022年には党代表選への立候補を検討したが、最終的には立候補を断念した。党内での支持勢力の動向や自身の人間関係を考慮し、無用な対立を避ける判断があった。

衆議院への鞍替え

2023年には衆議院議員への鞍替えをする意向を示し、次期衆院選で大阪3区から無投票で立候補することが内定した。この動きは、維新の会が新たな市場開拓を図る中での重要な決定として、より広範な支持を求めるものである。

政策・主張

彼の政策については、多様な立場からの意見が交わされている。選択的夫婦別姓の導入には賛成の立場をとりつつ、憲法9条の改正や集団的自衛権の行使も支持している。また、原発については将来的な廃止を目指しつつも、当面の必要性も認めている。

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