東急カード

東急カード株式会社について

東急カード株式会社（読み：とうきゅうカード）は、東京都世田谷区用賀に本社を構えるクレジットカード会社で、東急グループに属しています。1983年に設立され、全国の東急グループ関連施設で利用可能なポイントカード「TOKYU POINT CARD」とクレジットカード「TOKYU CARD」の発行を行っています。1970年代から80年代にかけての「3C戦略」の一環として設立され、文化事業、ケーブルテレビ、及びクレジットカードが一体となってグループ戦略を進めています。

会社の沿革

東急カードの歴史は1983年に始まり、初めは「株式会社クレジット・イチマルキュウ」という名称で設立されました。1984年からは「東急TOPカード」の発行が開始され、1990年には現在の社名に変更されました。1998年には分割払いサービスを開始し、翌年には東急百貨店向けのカード「Club Q-Point TOPカード」が発行されるなど、さまざまなサービスを通じて会員数は増加しました。

2008年には263万人の会員を抱え、その後も利用者のニーズに応じて、カードの入会条件を緩和したり、国際ブランドを導入したりと、時代の変化に対応してきました。特に、2015年にはクレジットカード「TOP&カード」から「TOKYU CARD」へと名称変更し、サービスが再編成されました。

主なカードの種類

1. TOKYU POINT CARD
このカードは、TOKYUポイント加盟店での利用に応じてポイントが加算されるポイントカードです。ポイントは、TOKYU CARDを使っての支払いと合算することはできません。

2. TOKYU CARD
東急カードのハウスブランドであり、国際ブランドのMasterCardおよびVISAが利用可能です。ポイント還元率が高く、様々な特典が受けられます。

3. TOKYU CARD ClubQ JMB
東急百貨店特典と日本航空のJAL ICサービス機能が付いたカードで、旅好きに便利な機能が充実しています。

4. TOKYU CARD ビジネス ゴールド
主にビジネス用途に適しており、ポイント付与率が設定されています。

特典とサービス

東急カードを利用することで得られる特典は多岐にわたります。旅行時には旅行傷害保険が付与されるほか、東急グループの各施設で割引サービスが提供されます。また、会員にはインターネットサービスを通じて利用明細の確認や各種手続きができる利便性もあります。これに加えて、ポイントプログラム「TOKYUポイント」が提供されており、一定額の利用ごとにポイントが貯まり、そのポイントは様々なシーンで利用することが可能です。

近年の動向

過去数年間にわたって、東急カードは常に会員の利便性を追求してきました。特に、2019年に一部店舗でのポイント付与方法が見直され、現金専用カードとの組み合わせでのポイント付与が再開されるなど、ユーザーの声を反映した改善が成されました。また、加盟する信用情報機関としてCICやJICCがあり、業務の透明性を図る姿勢も見受けられます。

このように、東急カード株式会社は多彩なサービスと特典を備えたクレジットカードの発行を通じて、東急グループ全体の発展に寄与しています。

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