東日本医科学生総合体育大会

東日本医科学生総合体育大会（東医体）とは

東日本医科学生総合体育大会（略称：東医体）は、東日本に所在する大学の医学部が参加する医学生のためのスポーツ大会です。一方、西日本では西日本医科学生総合体育大会（西医体）が開催され、競技によっては両大会の優勝校が全日本医科学生体育大会王座決定戦（全医体）で日本一を争います。

大会の概要

東医体には、東日本医科学生総合体育連盟に加盟する38大学の医学生、約15,000人が参加します。大会は夏季に21競技、冬季に2競技が実施され、スキーとアイスホッケーは冬に行われます。かつてはラグビーも冬季に行われていました。1957年に慶應義塾大学医学部の学生が中心となり、第1回大会が開催されました。以来、毎年開催され、2018年には第61回大会が行われています。この大会は、参加者数において国民体育大会（国体）と西医体に次ぐ規模を誇り、医学生にとって非常に重要な大会です。東医体での活躍は、部活動の学内での立場を左右するほどの影響力があります。

大会の重要性

医学部の運動部にとって、東医体は最も重要な大会の一つです。多くの指導教官も医学生時代に東医体に関わっており、大会期間中は講義や実習が考慮されることもあります。しかし、近年では冬季の東医体開催時期に臨床実習が設定される大学もあり、参加が困難になるケースも出てきています。医学生は練習時間の確保が難しい上、6年制であるため、一般大学との試合は困難な面もあります。そのため、医学生間の交流を深める目的も東医体の重要な役割となっています。

運営形態

東医体の運営は、東医体運営委員会と各競技の競技実行委員会が中心となって行われます。運営委員会は大会全体の統括を担当し、競技実行委員会は各競技の運営を行います。毎年、春と秋に会議が開かれ、予算や安全対策などが議論されます。1996年以前は、参加校の一つが主管校として大会を主催していましたが、負担が大きいため、現在は4校が共同主管する形式に変わりました。主管校に該当クラブがない競技は、他大学に移管して開催されます。主管4校には東医体運営委員会が組織され、学生主体で運営が行われます。

運営委員会の役割

運営委員会のメンバーは各校25名程度で構成され、大会の2年以上前から組織されます。前年度の運営委員会からの指導を受けながら、予算や決算、会場確保、日程決定、安全対策、選手のエントリー、総合得点集計など、多岐にわたる業務を行います。開会式や閉会式の運営も委員会が担当します。運営に関わる学生は、長期休暇中も大会準備に追われることが多く、近年ではその負担が問題視されています。

競技実行委員会の役割

競技実行委員会は、各競技の運営を担当します。主管校の運動部が中心となり、予算の策定、会場の確保、日程の決定、安全対策、選手のエントリー、得点集計などを行います。競技実行委員会も、大会運営において重要な役割を担っています。

参加校

2016年に東北医科薬科大学、2017年に国際医療福祉[[大学]]が参加し、2018年現在の参加校は38校です。参加大学は4校ずつ9グループに分かれ、ローテーションで主管校を担当します。各グループは、AからIまでのグループに分けられています。

競技種目

（詳細な競技種目については、元のデータには記載されていません。）

その他の情報

東医体は、医学生のスポーツ振興と交流を目的とした重要な大会です。大会の運営は学生主体で行われ、医学生にとってかけがえのない経験となっています。また、全日本医科学生体育大会王座決定戦（全医体）や西日本医科学生総合体育大会（西医体）、全日本歯科学生総合体育大会（歯学体）など、関連する大会も存在します。

西日本医科学生総合体育大会
第62回東日本医科学生総合体育大会

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