東条町

東条町（とうじょうちょう）

東条町は、かつて兵庫県の南東部に位置していた町です。旧加東郡に属し、2006年に社町、滝野町と新設合併して加東市となったため、現在はその名はありません。

地理

東条町は、東条川や鴨川などの河川、そして東条湖といった湖沼に恵まれた地域でした。周辺自治体としては、社町、小野市、三木市、三田市が隣接していました。

河川: 東条川、鴨川
湖沼: 東条湖

歴史

東条町の歴史は、以下の通りです。

1955年（昭和30年）3月31日：中東条村と上東条村が合併し、東条町が発足しました。
1965年（昭和40年）7月：町章を制定。
1983年（昭和58年）：兵庫県立社高等学校東条分校が閉鎖。
1995年（平成7年）7月28日：東条湖ランドで事故が発生。
1996年（平成8年）3月：中国自動車道ひょうご東条インターチェンジが供用開始。
2006年（平成18年）3月20日：滝野町、社町と合併し加東市が発足。同日、東条町は廃止されました。

行政

最後の町長は小池敏氏でした。

経済

東条町の主な産業は、釣針や鯉のぼりの製造でした。また、酒米「山田錦」の主産地としても知られていました。かつては葉タバコの生産も行われていましたが、1992年までに終了しています。

地域

教育

町内には以下の教育機関がありました。

小学校: 東条町立東条西小学校（現：加東市立東条学園小中学校）、東条町立東条東小学校（現：加東市立東条学園小中学校）
中学校: 東条町立東条中学校（現：加東市立東条学園小中学校）

過去には、東条町立東条西中学校と東条町立東条東中学校も存在しました。

交通

東条町には鉄道路線は通っていません。

高速道路:

中国自動車道 ひょうご東条インターチェンジ

主要地方道:

兵庫県道17号西脇三田線
兵庫県道75号小野藍本線
兵庫県道85号神戸社線
兵庫県道91号はりま東条インター線
兵庫県道144号西脇口吉川神戸線
兵庫県道313号平木東条線
兵庫県道315号下相野森線
兵庫県道316号広野東条線
兵庫県道353号大畑小野線
兵庫県道564号東条社線

道の駅:

とうじょう：中国縦貫自動車道「ひょうご東条IC」出てすぐ

名所・旧跡・観光スポット

東条湖: 鴨川ダムの建設によってできた人造湖で、町のシンボル的な存在です。
鴨川ダム: 灌漑用ダムで、水面積は約5万平方メートル、貯水量は850万トンです。
おもちゃ王国: ウォーターパーク「アカプルコ」で有名な遊園地。
黒岩若宮八幡宮本殿: 三間社流造、唐破風造形式の建築物で、重要文化財に指定されています。

また、町の面積に対するゴルフ場の面積の割合が日本一であることから、「ゴルフ場銀座」とも呼ばれていました。

出身有名人

柴崎恵次（海軍中将。タラワの戦いの司令官）
坂本遼（詩人。代表作品『詩集 たんぽぽ』昭和2年出版）

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