東条川

東条川の詳細

東条川は、兵庫県丹波篠山市から小野市へと流れる、全長39.918km、流域面積124.4km²の加古川水系の支流です。

流域の特徴

加東市東条地域では、「母なる川」として地域住民に深く愛されています。上流は丹波篠山市今田町黒石の中口山に端を発し、黒石川、白髭川、四斗谷川が合流する地点から始まります。三田市大川瀬付近で南西へと流れを変え、流紋岩山地を蛇行しながら険しい大川瀬渓谷を形成します。

秋津地区西戸付近では川幅が狭まりますが、西へ進むにつれて緩やかになり、小野市で加古川の中流部に合流します。川沿いでは孟宗竹、淡竹、真竹が産出され、これらは麦藁屋根、竹細工、壁材などに利用されています。また、山田錦の栽培にも重要な役割を果たしています。

地質

川床には、神戸層群の凝灰岩質の砂岩、礫岩、泥岩が侵食によって露出している箇所が多く見られ、岩礁や淵が点在しています。

歴史

1986年7月には、梅雨末期の集中豪雨により氾濫が発生しました。その後、1988年に災害復旧河川改修事業が行われ、川の整備が進められました。

支流

東条川には以下の支流があります。

大畑川
大谷川
川谷川
木谷川
永福川
森谷川
鴨川

東条川に架かる橋

下流から順に、東条川には以下の橋が架かっています。

古川橋 - 県道18号線
小野大橋 - 小野バイパス・国道175号線
久保木橋
誉田橋 - 県道75号線
菅田橋
船木橋
船名橋 - 県道75号線
千歳橋
小田橋
小田上橋 - 県道85号線
新橋
大石橋
永続橋
旭橋
高橋 - 県道144号線
福原橋
東条川橋 - 中国自動車道
東条橋 - 県道17号線
臨幸橋
暁雲橋
雲竜橋 - 県道313号線
砂子橋
昭和橋 - 県道314号線
住吉橋 - 県道75号線
(大川瀬ダム)

参考文献

* 東条町史

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