東榮信用金庫

東榮信用金庫

東榮信用金庫は、東京都葛飾区に本店を置く地域密着型の信用金庫です。正式名称は「とうえいしんようきんこ」と読み、英語では「toei shinkin bank」と表記されます。この金融機関は、地元のお客様、特に中小企業や地域住民の皆様に向けた様々な金融サービスを提供し、地域社会の発展に貢献することを経営理念としています。

沿革

東榮信用金庫の歩みは、昭和の時代に始まりました。その起源は、1938年（昭和13年）9月8日に設立された「有限責任下小松信用組合」に遡ります。これは、産業組合法に基づいて地域住民の相互扶助を目的として組織されたもので、現在の信用金庫の礎となりました。

戦後、日本の金融システムが再編される中で、1952年（昭和27年）5月15日に信用金庫法が施行されました。これに伴い、有限責任下小松信用組合は信用金庫に改組され、「東榮信用金庫」と名称を改めました。これにより、より広範な業務を行い、地域経済における役割を拡大していきました。

将来に向けて、東榮信用金庫は組織のさらなる強化を図る予定です。2025年（令和7年）10月には、同じく東京を拠点とする足立成和信用金庫との合併を計画しています。この経営統合を通じて、経営基盤の安定化や営業エリアの拡大、提供サービスの充実を目指し、変化する金融環境への対応力を高めることになります。

Σ（シグマ）バンク

地域金融機関としての連携も積極的に行っており、「Σ（シグマ）バンク」という提携グループの一員です。このグループは、東榮信用金庫のほか、足立成和信用金庫、亀有信用金庫、小松川信用金庫によって構成されています。Σバンクとしての連携を通じて、各信用金庫のお客様が提携先のATMを相互に手数料無料で利用できるなど、利便性の向上に努めています。

店舗展開

東榮信用金庫の営業エリアは、主に東京都東部と千葉県の一部に広がっています。東京都内には合計で9店舗を設置しています。本店のある葛飾区には3店舗、隣接する江戸川区には最も多い5店舗、そして江東区に1店舗を構えています。これらの店舗網により、都内のお客様へきめ細やかなサービスを提供しています。

東京都以外では、千葉県にも店舗を展開しています。千葉県浦安市に1店舗を設けており、都心に近いこのエリアの住民や企業にもサービスを提供しています。地域に密着した店舗配置により、お客様との対話を重視し、それぞれのニーズに応じた金融相談やサービス提供を行っています。

地域の皆様からの信頼を第一に、東榮信用金庫は今後も地域経済の健全な発展に貢献し続けていくことを目指しています。詳細な店舗情報や提供サービスについては、東榮信用金庫の公式サイトで確認することができます。

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