東洋大学大学院情報連携学研究科・情報連携学部

東洋大学情報連携学部・大学院情報連携学研究科

東洋大学情報連携学部および同大学院情報連携学研究科は、東京都北区にある東洋大学赤羽台キャンパスに設置されています。

学部の概要と特色

東洋大学情報連携学部は、2017年4月に新設された文理の枠を超えた学部です。現代社会の基盤であるインターネットが持つ様々な機能やサービスを組み合わせ、人文科学（文）、芸術（芸）、理学（理）といった多様な分野を結びつける「情報連携」を核とした教育を展開しています。この連携を実現するための基盤として、コンピューターサイエンス（CS、コンピュータ科学）教育を非常に重視しており、全ての履修コースにおいてCSの基礎およびプログラミング教育が必修となっています。

教育内容

本学部では、段階的に専門性を深めるカリキュラムが組まれています。

1年次・2年次: 全ての学生が情報連携学の基礎として、集中的にプログラミング、数理（数学と確率統計）、そしてコミュニケーション能力を修得します。これにより、分野横断的な学びのための強固な土台を築きます。

2年次後期以降: 学生は自身の興味や将来の目標に応じて専門分野を選択します。選択肢は、5つの情報科目群（コンピュータ・システム、コンピュータ・ソフトウェア、ユーザ・エクスペリエンス、データサイエンス、ICT社会応用）と、2つの連携科目群（ビジネス構築、コミュニティ形成）の計7科目群に分かれています。学生はこれら7科目群の中から情報科目群を含む2つを選択し、より専門的な知識とスキルを深めます。

3年次: 実践的な学びの集大成として「情報連携チーム実習」が始まります。学生たちは少人数のチームを編成し、自ら課題を発見・設定し、解決に向けたプロジェクトを立案・実行します。このプロジェクトは1年間をかけて完成を目指し、チームワークと実践力を養います。

4年次: 学生は希望する教員の研究室に配属され、1年間をかけて特定の専門テーマに関する卒業研究に取り組みます。これにより、アカデミックな探究心と問題解決能力を一層磨きます。

組織

情報連携学部には、情報連携学科のみが設置されています。

学部長

初代学部長は、情報科学の第一人者である坂村健氏が務めています。

関連

東洋大学には、情報連携学部に関連する学部としてデータサイエンス学部や情報学部なども存在します。大学院情報連携学研究科は、学部での学びをさらに深め、高度な研究を行うための機関として位置づけられています。

本学部は、インターネットと多様な分野の連携によって新しい価値を創造し、未来の社会をデザインできる人材の育成を目指しています。

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