東浦町立北部中学校

東浦町立北部中学校について

愛知県知多郡東浦町にある東浦町立北部中学校は、1976年に東浦中学校から分離独立して開校した公立中学校です。生徒数は2023年4月時点で469名、16学級が設置されています。学校は東浦町北部の丘陵地に位置し、JR武豊線緒川駅から徒歩約15分という立地です。

特徴的な校舎

校舎は田中・西野設計事務所によって設計され、オープンスペースを多く取り入れたユニークなデザインが特徴です。学年ごとにラーニングセンターを配置したり、特別教室をオープン化するなど、従来の学校建築とは異なる新しい試みがなされました。この斬新な建築は高く評価され、1978年には第19回BCS賞を受賞しています。施工は清水建設が担当し、鉄筋コンクリート造2階建てで、敷地面積34,863㎡、延床面積11,503㎡の広さを誇ります。校舎は広い中庭を囲むように配置され、体育館や食堂を含む8つのブロックに分かれています。

沿革

• - 1976年4月1日：東浦町立東浦中学校から分離独立し、東浦町立北部中学校が開校。
• - 1976年9月：新校舎が竣工し、移転。
• - 1980年8月：プールが完成。
• - 1985年11月：創立10周年記念式典を挙行。
• - 1987年4月：東浦町立西部中学校が分離独立。
• - 1996年2月：創立20周年記念式典を挙行。
• - 2006年2月：創立30周年記念式典・演奏会を開催。
• - 2015年6月：創立40周年記念航空写真撮影を実施。
• - 2019年7月：普通教室にエアコンが設置。
• - 2021年1月：生徒1人1台タブレット端末を導入し、運用を開始。

教育環境

生徒一人ひとりの個性を尊重し、きめ細やかな教育指導を行っています。また、ICT教育にも力を入れており、タブレット端末を活用した授業を展開しています。

部活動

生徒たちは、様々な部活動に所属し、活発な活動を行っています。

周辺環境

学校周辺には、東浦町立緒川小学校や東浦町立緒川保育園などがあり、地域との連携も密接です。

建築の思想

東浦町内では、田中・西野設計事務所によるオープンスペースを活用した東浦町立石浜西保育園が高く評価されており、東浦町立緒川保育園でも同様の意図による設計が採用されました。東浦町北部中学校もその流れを汲み、学年ごとのラーニングセンターの配置や、特別教室のオープン化といった新しい教育空間のあり方が追求されました。

著名な卒業生

• - 國武大晃：スノーボーダー、2018年平昌オリンピック日本代表
• - 日髙輝夫：第7代東浦町長

関連情報

• - 愛知県中学校一覧

参考文献

• - 建築思潮研究所『建築設計資料 16 学校』建築資料研究社、1987年

外部リンク

• - 公式ウェブサイト

東浦町立北部中学校は、その独創的な建築と先進的な教育活動を通じて、地域の教育を牽引する存在として、今後も発展を続けていくことが期待されます。

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