東海北陸道高速バス

東海北陸道高速バスについて

東海北陸道高速バスは、富山県富山市と愛知県名古屋市を結ぶ重要な交通手段です。このバス路線は、富山地方鉄道と名鉄バスが運行しており、一部の便は名鉄観光バスによっても運行されています。運行経路は名鉄バスセンターを起点として、数々の停留所を経由し、最終的には富山市内の主要な地点に至るものとなっています。

運行経路と停留所

主要な停留所としては、名鉄バスセンター、ミッドランドスクエア前、名駅入口、明道町出口、名古屋高速道路、一宮IC、名神高速道路などがあります。その後、一宮JCTを経て、東海北陸自動車道へと進み、小矢部砺波JCTを経由して北陸自動車道に接続し、最終的に富山ICを目指します。只今、富山市内でも西上袋、富山市民病院前、総曲輪、富山市役所前、富山駅前（南口1番のりば）で停車します。

また、ひるがの高原SAでの休憩も設けられており、旅の途中でリフレッシュできます。バスは東海北陸道全通後、約3時間40分で目的地に到達することができます。

過去の運行変更と影響

最初の運行は2004年12月に開始され、最初は1日1往復でしたが、利用者の増加と東海北陸自動車道の全線開通に伴い、段階的に運行回数が増加しています。2008年には全線開通によって効率的な運行が可能となり、所要時間が大幅に短縮され、2009年には名鉄バスの利用客数が前年同月比で6割も増加したと報じられました。

2015年、北陸新幹線の開業によって競合が生じましたが、それに対抗するためにバスの始発時刻が早まるなどの対応がありました。さらにバスは、もはや鉄道と比較しても遜色ない所要時間を維持しつづけ、特に料金の面でも優位性を保っています。

運行ダイヤと乗客数

現在、運行は1日10往復が基本で、これにより多くの人々の移動ニーズに応えています。また、高速バスの人気は上昇しており、2016年度には乗客数が初年度の6.6倍に達しました。2017年には年間の乗客数が100万人を突破するなど、利用者からの支持を受けています。

予約と車両

ハイウェイバスドットコムを通じて予約が可能で、コンビニでの発券も対応しています。座席は指定制で、乗車30分前までにチケットを購入する必要がありますが、予約状況によっては30分を過ぎても購入できる場合があります。使用される車両は、主にハイデッカー型の4列シートで、名鉄バスと富山地方鉄道によって運行されます。名鉄バスの車両にはコンセントやトイレ、Wi-Fiが搭載されており、富山地方鉄道も最近では新車両にコンセントを提供するなど、利便性の向上に努めています。

このように、東海北陸道高速バスは富山県と名古屋市の交通網において重要な役割を果たしており、多くの人々に利用されています。交通手段としてだけでなく、快適なバス旅行としても選ばれ続けています。

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