東海大学医学部付属病院

東海大学医学部附属病院

東海大学医学部付属病院（とうかいだいがく いがくぶ ふぞくびょういん）は、神奈川県伊勢原市にある大学病院で、学校法人東海大学によって運営されています。1975年に開院し、地域の医療の中核を担っています。この病院は、一般的な大学の「附属」ではなく「付属」と表記される点が特徴的です。略称は「東海大学病院」で、地域の人々に広く知られています。

設立の背景と沿革

病院の設立は1974年に神奈川県知事からの開設許可を受けたことから始まりました。翌1975年2月には外来診療を開始し、その後急速に成長を遂げてきました。1990年代後半からは改革を実行し、2005年には新病棟が竣工しました。この新病棟にはHAが配置され、高度な医療サービスを余すところなく提供しています。特に、救命救急センターは医療分野での重要な役割を果たしています。

医療機能と設備

東海大学医学部付属病院は、神奈川県内で日本トップクラスの医療施設としての立場を確立しています。特に、高度救命救急センターは全国で36の施設が認定され、三次救急医療を提供しており、年間7000台以上の救急車を受け入れています。センター内には、手術室にMRIやCT、アンギオが並列して配置された「MRXO」（術中画像診断システム）が導入されており、手術中もリアルタイムで詳細な画像情報を得ることが可能です。

加えて、病院には高度な最新医療機器が揃っています。例えば、6台のMRI、5台のCT、6台のアンギオが設置されており、様々な疾患に迅速に対応できる環境が整っています。また、内視鏡手術用の医療ロボット「ダ・ヴィンチ」も導入されています。

患者支援と快適な環境

病院内には、レストランやスターバックスコーヒー、さらには郵便局やコンビニもあり、患者や訪問者が快適に過ごせるように配慮されています。特に、簡易郵便局の窓口は、院内の特定の時間帯にサービスを提供するため、多忙な医療環境の中でも便利な存在となっています。

教育機関としての役割

東海大学医学部付属病院は、医療に関する教育機関としても重要な役割を果たしています。多くの医療研修生や専門家がここでの経験を通じて成長しており、実践的な教育が行われています。病院は、医師、看護師、医療ソーシャルワーカーなどが協力し、患者の受診から入院、退院後の生活までサポートする「患者支援センター」を設置しています。

交通アクセス

病院へのアクセスは小田急小田原線の伊勢原駅からバスで約10分の距離に位置しています。北口または南口から出発するバスが利用でき、正面玄関にぴったりとアクセスすることができます。

最後に

東海大学医学部付属病院は、地域住民にとって信頼できる医療機関としての存在感を保ち続けています。急性期医療、整形外科、内科など、多彩な診療科を設けており、医療の質の向上と最新の医療技術の導入に努めています。今後も、患者中心の医療を提供し続けることで、地域医療への貢献を果たしていくことでしょう。

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