東海大学附属高級中等学校

財団法人東海大学附属高級中等学校

財団法人東海大学附属高級中等学校（とうかいだいがくふぞくこうきゅうちゅうとうがっこう、繁体字中国語: 東海大學附屬高級中等學校）は、台湾の台中市西屯区に位置する、東海大学の附属私立高級中学です。略称は「東大附中」として知られています。

歴史

その歴史は、1955年の東海大学設立当初に遡ります。当時、教職員の子女のための教育環境が不足していたため、附属中学校の設置が計画されました。しかし、当時の教育法令では私立大学に附属中学の設置が認められていなかったため、東海大学とは別組織として、1958年12月27日に台中市私立懐恩初級中学として設立されました。東海大学がミッション系の大学であり、教職員の子女にもキリスト教徒が多かったことから、学校名は「懐恩」と名付けられました。

その後、1985年5月7日には九年国民義務教育に関する法改正に伴い、台中市私立懐恩国民中学と改称。さらに2000年4月13日には高中部を増設し、台中市私立懐恩高級中学と改制しました。これにより、懐恩高級中学は高中部と国中部の二部制となりました。

2002年1月11日、私立大学にも附属中学の設置が認められるようになったことを受け、東海大学の附属学校となり、私立東海大学附属高級中学と改称されました。2008年2月27日には中華民国教育部の承認を得て、私立東海大学附属実験高級中学と改制。2010年には学生寮が完成し、2011年には東大附小と合併し、高中部、国中部、小学部、幼稚園を含む体制となりました。そして、2017年8月1日には現在の校名である財団法人東海大学附属高級中等学校に改称されました。

歴代校長

学校の発展を支えてきた歴代の校長は以下の通りです。

徐蕙英（1958年–1960年）
田振聲（1961年–1997年7月）
温水柳（1999年–2006年）
張玉成（2006年–2010年8月）
陳世佳（2010年9月–2011年8月）
葉麗君（2011年8月–2012年7月）
陳世佳（2012年7月–2013年7月）
鍾興能：（2013年8月–）

特色

一貫教育

この学校の最大の特徴は、台湾で唯一、幼稚園から小学部、国中部、高中部を有し、さらに大学から研究機関までを完全に備えた一貫教育体制を提供していることです。これにより、学生は幼少期から一貫した教育理念の下で成長することができます。

英語教育の重視

国際的な視野を養うため、英語教育に力を入れています。全ての学生を対象とした英会話カリキュラムが組まれており、毎年朗読大会を開催しています。また、東海大学と提携しているプリンストン大学から、毎年3名の外国人卒業生を教師として迎え入れています。

カジュアルデー

毎週水曜日を「カジュアルデー」とし、生徒が自由な服装で学校生活を送ることを認めています。これにより、生徒の個性を尊重し、自由な校風を育んでいます。

関連項目

附属中学
東海大学附属高級中等学校小学部
東海大学附属高級中等学校附設幼稚園

外部リンク

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