東海旅客鉄道東海鉄道事業本部

東海旅客鉄道 東海鉄道事業本部

東海旅客鉄道株式会社（JR東海）の一部である東海鉄道事業本部は、在来線の運営と管理を行う中心的な組織です。この本部は、旧国鉄名古屋鉄道管理局の流れを受け継ぎながら、地域の鉄道サービスを向上させるための多岐にわたる業務を担っています。

所在地

本部の所在地は、愛知県名古屋市中村区名駅一丁目3番4号にあるJR東海太閤ビルです。このビルは名古屋駅の南側に位置し、東海道新幹線やあおなみ線の線路の間にあります。ここから、愛知県全域だけでなく、岐阜県、三重県、長野県、滋賀県、静岡県の一部に至る幅広いエリアを管轄しています。

組織の構成

東海鉄道事業本部は、各部門が協力して運営されています。その主な部門には以下のようなものがあります。

1. 管理部
総務、経理、労働災害防止、人事関連業務を担当します。

2. 運輸営業部
駅員、運転士、車掌の業務を管理・指導し、輸送や運転の安全確保、旅客サービス、およびダイヤや運用計画の管理を行います。

3. 車両部
車両の設計や製造、検修業務の管理を行い、車両関連の資源を効率よく運用します。

4. 施設部
鉄道施設の管理や環境対策を担当し、設備の設計や保守・管理も行います。

5. 電気部
電気設備の管理や保守業務を担当し、電力の需給計画も策定します。

一方、地域に根付いたサービスを提供するため、静岡支社や三重支店、飯田支店も存在し、それぞれ地元との調整や運営を行っています。

管轄の範囲

本部直轄区間は、愛知県や岐阜県の全域、三重県の大部分、さらに長野県や滋賀県の一部を含んでいます。特に長野県の飯田線は、他の支社に跨る重要な路線です。伊賀地区の関西本線の非電化区間はJR西日本近畿統括本部が管轄しています。

駅と指令所

本部直轄区間には、多数の駅があり、各主要駅には駅長が配置されています。例えば、名古屋駅や豊橋駅などがその例で、これらの駅長は周辺の駅を管理しています。また、東海総合指令所では、運行の指令と調整が行われています。

まとめ

東海鉄道事業本部は、豊富な人員と専門的な分野に分かれた組織構成を通じて、地域の鉄道サービスを支える重要な役割を果たしています。安全運行や高品質なサービスを実現するため、常に現状の運営体制を見直し、改善を図っています。これにより、利用者にとって便利で快適な鉄道利用を促進することを目指しています。

もう一度検索