東海高速道路

東海高速道路の概要

東海高速道路、正式名称は65号線は、釜山広域市の海雲台区から始まり、蔚山広域市と慶尚北道を経て、江原特別自治道の束草市に至る高速国道です。2024年現在、開通済みの区間は、釜山から浦項までの100.8キロと、三陟から束草までの121.8キロで、浦項から盈徳までの部分は現在工事中となっています。

歴史的背景

この路線の始まりは、1973年に江原道束草市から三陟市を結ぶ高速国道5号束草三陟線として指定されたことにさかのぼります。1975年に暫定的に2車線として開通しました。その後、1981年には北坪邑が東海市へ改名された時に、名称も東海高速道路へ変更されています。この区間では、4車線への拡張工事や線形の改良が行われ、ほぼ新設の形で整備されました。

当初は釜山から高城までの延長が計画されていましたが、過去の構想によれば、実際には単なる一つの路線ではありませんでした。釜山から蔚山までの区間は、1999年に指定された高速国道28号釜山蔚山高速道路を基にしており、民間資本を使用した整備が行われました。このため、釜山蔚山高速道路株式会社がその管理を担当しています。2001年に路線の指定方法の変更が行われ、釜山から高城までの区間が一体化され、高速国道65号東海高速道路として再指定されました。

現在の交通状況

浦項から盈徳までの区間は、2025年を目指して工事が進められていますが、盈徳から三陟、束草から高城までの区間については、基本計画の段階に留まっています。これにより、整備事業はまだ行われていません。

路線データ

• - 起点: 釜山広域市海雲台区佐洞（釜山起点）
• - 終点: 江原特別自治道束草市蘆鶴洞（束草IC）
• - 全長: 222.6 km（開通区間のみ）

- 釜山～浦項: 100.8 km
- 三陟～束草: 121.8 km

• - 管理会社: 韓国道路公社（釜山起点～蔚山JCTは釜山蔚山高速道路株式会社が管理）
• - 制限最高速度: 100 km/h
• - 制限最低速度: 50 km/h
• - 車線数:

- 海雲台IC～蔚山JCT、江陵IC～江陵JCT: 6車線
- その他の区間: 4車線

主な歴史の出来事

• - 1973年8月23日: 高速国道5号束草三陟線として指定
• - 1974年3月26日: 着工
• - 1975年10月14日: 泉谷出入口～安仁出入口間が開通（暫定2車線）
• - 1981年11月7日: 高速国道5号東海線へ改称
• - 1983年5月1日: 有料化が実施
• - 1988年12月15日: 安仁出入口～鏡浦出入口間が開通
• - 1999年8月31日: 高速国道28号を指定
• - 2001年8月24日: 高速国道5号東海高速道路と28号を統合し、高速国道65号として再指定

このように、東海高速道路はその歴史を通じて多くの整備や改良が行われてきました。それにより、都市間の移動がスムーズになり、地域経済に寄与している重要な交通インフラとなっています。

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