東芝アラカルトサロン・しあわせの味

『東芝アラカルトサロン・しあわせの味』

`東芝アラカルトサロン・しあわせの味`は、1973年4月から1976年12月にかけて放送された日本テレビ制作の料理番組である。この番組は東京芝浦電気（現・東芝）および東芝住宅建材が協賛し、お料理を通じて家庭の幸福を提案した。特に、各回には著名な料理の講師が招かれ、ゲストとの楽しいトークが展開された。このようなスタイルは、視聴者に魅力的なコンテンツを提供できた理由の一つである。また、番組に登場する料理には、東芝の電子レンジ『アラカルト』を使用し、製品のPRとともに利便性の高い調理方法を提供した。

番組のタイトルは、当時流行していたテレビCMソングにちなんでおり、視聴者にとって親しみやすい存在となっていた。この番組は、1974年10月からタイトルを『東芝テレビ料理教室・しあわせの味』に変更し、より教育的な側面を強調した。

放送時間と変遷

放送は毎週土曜日に行われ、開始当初は10:15から10:30まで放送された。しかし、1974年から1976年にかけて放送時間は数回変更された。具体的には以下の通りである。

• - 1973年4月7日 - 1974年3月30日：土曜 10:15 - 10:30
• - 1974年4月6日 - 1974年9月28日：土曜 10:45 - 11:00
• - 1974年10月5日 - 1975年3月29日：土曜 13:00 - 13:15
• - 1975年4月12日 - 1976年12月25日：土曜 13:15 - 13:30

司会者の変遷

番組は数人の司会者によって運営されており、以下のような変遷があった。

• - 初代司会：関口宏と小橋玲子（1973年4月 - 1974年9月）
• - 2代目司会：島かおりと杉田かおる（1973年10月 - 1974年9月）
• - 3代目司会：江利チエミ（1974年10月 - 1975年12月）
• - 4代目司会：和泉雅子（1976年1月 - 最終回）

それぞれの司会者によって、番組の雰囲気や内容には微妙な違いがあり、多くの視聴者に親しまれた。

放送地域と影響

この番組は日本テレビ系列の各局で放送され、地域によって放送時間が異なる場合もあった。たとえば、札幌テレビや青森放送、福岡放送など、全国各地の視聴者に楽しんでもらえる工夫が施されていた。最終的に、番組は1976年に終了したが、各地域の視聴者に受け入れられ、料理に対する関心を一層高める役割を果たした。番組の人気は、後の料理番組にも影響を与え、日本の家庭料理文化に大きな足跡を残したと言える。

結び

『東芝アラカルトサロン・しあわせの味』は、単なる料理番組にとどまらず、家庭での食の大切さや楽しさを多くの人々に伝える重要なメディアであった。今後も、こうした番組が新たな形で復活することを期待したい。

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