東行田駅

東行田駅について

東行田駅（ひがしぎょうだえき）は、埼玉県行田市の桜町二丁目に位置する秩父鉄道の駅です。駅番号はCR05で、1932年に開業しました。近年では、2022年の3月12日からICカード「PASMO」が利用可能となり、同時に無人化が進められました。

駅の構造

この駅は、単式ホーム1面1線を備えた地上駅で、線路を越えることなくホームに直接アクセスできる利便性があります。駅内には簡易PASMO改札機およびチャージ機が設置されており、利用者が便利にカードを利用できるよう配慮されています。また、2022年春から無人駅化に伴い、駅舎も平屋建てのシンプルなデザインになっています。この駅舎は、行田市を舞台にした漫画「埼玉の女子高生ってどう思いますか？」の第1巻の表紙にも描かれています。

待合室は改札の外に配置されており、改札内からは入ることができません。有人の売店は設置されていないものの、改札外には新聞や飲料の自動販売機が完備されています。また、改札内にはトイレも設置されています。バリアフリー対応としてスロープが設けられていますが、機械的に段差を超える装置はありません。

鉄道サービス

列車の接近や到着の際にメロディーが流れることはありませんが、ホームの両端には踏切があり、警報音が聞こえることから、列車の到来を認識することが可能です。早朝には、当駅始発の三峰口行きの列車が1本設定されており、熊谷駅方面への初電となっています。このサービスは2013年のダイヤ改正の際に導入されたもので、2021年の改正では当駅終着列車が一時廃止されましたが、2022年には再度復活しました。

利用状況

2021年度のデータによると、東行田駅は秩父線内で4位の利用者数を誇ります。周辺には住宅街や工業団地、高校、総合教育センター、公共機関などが立地しており、多くの利用者に支持されています。このため、他の接続駅である熊谷駅や羽生駅、寄居駅に次ぐ利用者数となっています。

周辺施設

東行田駅周辺には、以下のような教育機関や公共施設があります。

• - 埼玉県立進修館高等学校
• - 行田市立長野中学校
• - 行田市立桜ヶ丘小学校
• - 行田労働基準監督署
• - 埼玉県立総合教育センター
• - 行田桜町郵便局
• - 行田中央総合病院
• - 行田市保健センター
• - ハローワーク行田
• - 行田県土整備事務所

また、駅前にはバスの乗り入れはありませんが、徒歩5分程度の距離にある「桜町」停留所や「長野ロータリー」停留所が最寄のバス停となっています。2005年4月現在、ここから行田折り返し場や工業団地などへの路線バスが運行されています。

隣接駅

東行田駅は、秩父本線の武州荒木駅（CR04）と行田市駅（CR06）の間に位置しています。急行「秩父路」は土休日のみ運行されており、各駅停車のサービスも提供されています。

駅の周辺環境や交通インフラの状況から、地域の重要な交通拠点としての役割を果たしていることが読み取れます。このように、東行田駅は地元住民にとって欠かせない存在となっているのです。

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