東近江市総合運動公園布引陸上競技場

布引陸上競技場について

滋賀県東近江市の総合運動公園内にある布引陸上競技場は、地域スポーツの拠点として利用されている多目的な施設です。愛称は「布引グリーンスタジアム」として親しまれています。この競技場は、東近江市が所有しており、運営管理は美津濃株式会社を中心とした「東近江スポーツみらい創発パートナーズ」が行っています。過去には、公益財団法人東近江市地域振興事業団が運営を担っていました。

施設の概要

布引陸上競技場の建設は2006年に始まり、4年の歳月をかけて2010年に完成しました。竣工は10月16日で、同年11月7日には日本フットボールリーグ（JFL）の試合としてMIOびわこ草津とガイナーレ鳥取の対戦が行われ、初めてのイベントとして注目を浴びました。

2018年には、ももいろクローバーZのコンサートが開催され、ファン約32,574人が集まりました。このコンサートは、競技場の南にある多目的グラウンドで行われ、陸上競技場は物販スペースとして活用されるなど、施設の多機能性を示しました。

競技施設の仕様

布引陸上競技場は、日本陸上競技連盟により第3種公認を受けています。トラックは400mで、直線部分は9レーンの仕様で整備されており、さらにフィールドは106m×71mの天然芝となっています。観客席はメインスタンドが1860席、芝スタンドが3200席あり、多くの観客を収容できる設計がなされています。照明設備には14基の簡易鉄塔式が設置されていますが、照度の制約により、JFLやJリーグの試合はナイターでは行えません。

また、周囲には補助競技場や地面ゴルフ場があり、防災拠点としても機能しています。

アクセス情報

布引陸上競技場へのアクセスは非常に便利です。近江鉄道本線の大学前駅からは徒歩15分ほどで到着できます。また、JR東海道本線および近江鉄道八日市線の近江八幡駅からはタクシーで約20分の距離です。自動車の場合は、名神高速道路の八日市インターチェンジや蒲生スマートインターチェンジからともに約10分とアクセスが容易です。

まとめ

布引陸上競技場は、スポーツイベントだけでなく、コンサートなどの文化活動にも広く活用される多目的な施設です。地元住民や観光客にとっての重要なスポーツや文化の拠点として、今後も多くの人々に利用されていくことでしょう。

もう一度検索