東邦大学付属東邦中学校・高等学校

東邦大学付属東邦中学校・高等学校の概要

東邦大学付属東邦中学校・高等学校は、千葉県習志野市に位置する私立の共学学校であり、1952年に設立されました。この学校は、東邦大学に附属し、高等学校では2017年から新規生徒の募集を停止し、完全な中高一貫教育を実現しています。略称として「東邦大東邦」と呼ばれています。

学校の理念と教育方針

創立者である額田豊氏と額田晉氏は、自然や生命、人間の観察の重要性を強調しました。その理念は、学校の校是にも反映されており、幅広い分野にわたる学びを育むことを目的としています。そのため、生徒の約70%は理系志望者で、学校は理系教育に強い印象を与えています。自主性を重んじる校風と、観察や思考を育むアプローチが特徴です。

歴史の中の節目

学校は設立以来、数多くの変遷を経てきました。2012年に中高の各々が創立60周年および50周年を迎え、共学制への移行や新たな学習プログラムの導入など的重要な改革が行われました。「自分探し学習（EXPLORING STUDY）」という探求型の学びは、この学校の特色の一つであり、受験対策にとどまらない多様なプログラムが提供されています。例えば、大学教授による「学問体験講座」や、「社会科博士号」、「レスィテーションコンテスト」などが挙げられます。

入試制度と進学実績

入学試験は推薦、前期、後期の3種類が設けられており、算数、国語、理科、社会の4教科が試験の内容に含まれています。推薦入試では推薦書の提出も必要であり、合格結果は試験翌日にWeb上で発表されます。また、東邦大学への推薦枠があり、医学部、薬学部にはそれぞれ定員があります。

充実した校舎と設備

校地面積は約50,000㎡に及び、本館や特別教室、理科棟、美術棟に加え、理科実験室や体育館、天体観測室、人工芝グラウンド等の施設が整備されています。周辺には関連する大学も立地しており、学際的な環境で学ぶことができます。これにより、探求心を満たす多様な学習環境が整備されています。

部活動と生徒会

部活動は中学・高校共に体育系や文化系にわかれ、多岐にわたります。生徒会も活発で、生徒の意見や要望を反映する体制が整っており、議事運営のための組織が機能しています。生徒会長、副会長、書記、会計などの役職は生徒の投票によって選出され、責任ある運営がされています。

著名な卒業生

多くの著名人がこの学校から巣立っています。劇作家の唐十郎、俳優の国分二郎、推理作家の高田崇史など、各界で活躍する卒業生たちは、学校での学びが彼らのキャリアにどのように役立ったかを示しています。

交通の便

学校へのアクセスはJR総武本線津田沼駅からバスで20分、また京成本線京成大久保駅からは徒歩15分で、地域に密着した便利な立地です。

まとめ

東邦大学付属東邦中学校・高等学校は、理系教育を重視した多様な学習機会を提供し、教育理念に基づいた自主的な学びを促進する学校です。伝統と革新を併せ持ち、次世代を担う人材育成に力を入れています。

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