東陽町 (名古屋市)

東陽町（とうようちょう）

東陽町は、かつて愛知県名古屋[[市]]中区に存在した地名です。この地名は、1909年から1977年までの短い期間に存在し、その間にいくつかの変遷を経験しました。以下に、その詳細な歴史を記述します。

歴史

東陽町の歴史は、1909年（明治42年）に始まります。この年、愛知郡千種町の一部が分割され、以下の町丁が新たに誕生しました。

東陽町8丁目: 千種町字西境と下古井のそれぞれ一部から成立。
東陽町9丁目: 千種町字下古井の一部から成立。
東陽町10丁目・11丁目: 千種町字西塚の一部から成立。

1911年（明治44年）には、東陽町の一部が養老町に編入されました。また、この年に以下の町丁が新たに成立しています。

東陽町1丁目: 愛知郡前津小林町字長総の一部から成立。
東陽町2〜4丁目: 前津小林町字下キロメキの一部から成立。
東陽町5〜6丁目: 前津小林町字野田の一部から成立。
東陽町7丁目: 前津小林町字元瓦の一部から成立。

1969年（昭和44年）10月21日には、住居表示の実施に伴い、東陽町の一部が他の地域に編入されました。

東陽町1丁目の一部: 栄三丁目に編入。
東陽町1〜5丁目の各一部: 栄五丁目に編入。
東陽町3・4丁目の各一部: 千代田一丁目に編入。

そして、1977年（昭和52年）10月23日、東陽町の一部が新栄一丁目および新栄二丁目に編入され、東陽町という地名は消滅しました。この編入によって、東陽町の歴史は終わりを告げました。

施設

東陽町には「東陽館」という施設が存在しましたが、詳細については不明です。

まとめ

東陽町は、名古屋[[市]]中区に短期間存在した地名であり、その間に何度かの編入を経験しました。1909年の成立から1977年の消滅まで、約68年間の歴史を刻みました。この変遷は、名古屋[[市]]の都市化の過程を反映していると言えるでしょう。

参考文献

福岡清彦『中区の町名』名古屋[[市]]中区役所、1976年。
名古屋[[市]]計画局『なごやの町名』名古屋[[市]]計画局、1992年3月31日。

関連項目

* 名古屋[[市]]の地名

もう一度検索