杵島直美

杵島直美（きじま なおみ）は、1954年1月8日生まれの日本の料理研究家です。東京都出身で、料理研究家である村上昭子を母に、同じく料理研究家であるきじまりゅうたを息子に持つ、まさに料理一家に育ちました。

成城大学文芸学部を卒業後、一般企業に勤務しましたが、その後、母親である村上昭子のアシスタント兼マネージャーとして活動を開始しました。その経験を経て、母親と同様に料理研究家として独立し、現在に至ります。

活動は多岐にわたり、テレビ、雑誌、新聞といったメディアへの露出だけでなく、料理教室の講師としても幅広く活躍しています。特に、母である村上昭子との共著が多く、長年にわたり家庭料理の普及に貢献しています。

著書には、『母、村上昭子から教えてもらった大切な家庭料理』（2008年）、『食費を減らす365日節約おかず』（2008年）などがあります。また、『気軽な保存食:初めての少量手作り』（2007年）、『村上昭子と杵島直美の漬物じょうず』（2006年）など、母親との共著も多数存在します。

他にも、『つくりたい！人気おかず』（2005年）、『おいしい漬けもの梅干し&保存食』（2008年）、『定食屋さんのごはん』（2008年、息子のきじまりゅうたとの共著）など、その活動は多岐にわたります。

単著としては、『ひとり暮らしのおいしい食卓』（2003年）、『和食のべんとう』（1999年）、『伝統の味・新しい味 煮ものの本』（1998年）などがあり、日々の食生活に役立つ料理本を数多く出版しています。

また、母親との共著では、『村上昭子・杵島直美のごはん大全科』（2001年）、『とことん食材を使いきるアイデア料理:廃棄率ゼロの台所』（1998年）、『エコロジー料理』（1992年）、『村上さんちは毎日手作り』（1998年、1996年）、『おふくろの味ママの味』（1995年）、『人気の煮もの献立 覚えておきたい、おふくろの味』（1992年）などがあります。

さらに、『鍋とフライパンの同時並行料理』（1995年）、『忙しい子どもの夕食と夜食』（1993年）、『通勤べんとう』（1992年）、『冷凍フリーザーの活用』（1989年）、『園児のスピードお弁当』（1989年）、『はじめての定番洋食』（1997年）といった、特定のテーマに焦点を当てた著書も多く、読者のニーズに合わせた情報を提供しています。

テレビ出演としては、NHKの長寿料理番組『きょうの料理』に出演するなど、メディアでも活躍しています。

彼女の料理は、家庭で手軽に作れることを重視しており、多くの人々に支持されています。また、節約や食材の有効活用といったテーマにも積極的に取り組み、現代の食生活に合ったレシピを提案し続けています。

杵島直美は、家庭料理の普及に大きく貢献しており、その活動はこれからも多くの人々に影響を与え続けるでしょう。

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