杵渕衛

杵渕衛（きねふち まもる）は、1933年9月25日に生まれ、2020年1月18日に亡くなった日本の政治家です。新潟県古志郡栃尾町（現在の長岡市）出身で、新潟県立栃尾高等学校を卒業しました。

1963年、杵渕氏は栃尾市議会議員に初当選し、以後6期にわたり市議会議員を務めました。その間、副議長や議長といった要職も歴任し、地方政治の発展に尽力しました。長年の議員活動を通じて、地域住民の声を市政に反映させることに尽くしました。

1986年には、栃尾市長選挙に出馬し、見事当選を果たしました。以後、4期16年にわたり市長を務め、栃尾市の発展に大きく貢献しました。市長在任中は、地域振興策や住民福祉の向上に力を注ぎ、市民からの信頼も厚かったとされています。しかし、2002年の市長選挙では残念ながら落選し、政界を退きました。

長年の地方自治への貢献が評価され、1991年には藍綬褒章を、2006年には旭日中綬章を受章しました。これらの栄典は、氏の功績を讃えるものです。また、亡くなった後には、その功績を称え、従四位が追贈されました。

杵渕衛は、市議会議員として、そして市長として、長年にわたり地方政治に携わり、栃尾市の発展に大きく貢献した人物として、その名が記憶されています。

参考文献:
『新訂 現代政治家人名事典 : 中央・地方の政治家4000人』日外アソシエーツ、2005年。

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