松ヶ瀬隆弥

松ヶ瀬隆弥：繊細なる超巨砲の軌跡

1980年北海道生まれの松ヶ瀬隆弥選手は、日本のプロ麻雀界を代表する実力者の一人です。MリーグEX風林火山、RMU所属、そしてRMUでは最高峰のSS級ライセンスを保持する彼のキャリアは、華々しい活躍の裏に、並々ならぬ努力と経験が詰まった、ドラマチックな物語です。

麻雀との出会いからプロへの道

小学4年生、友達の家で麻雀に触れたことがきっかけで、麻雀の魅力に目覚めます。中学校時代も麻雀を楽しみますが、高校時代は部活動に専念。卒業後は調理師専門学校に進学し、調理師免許を取得。その後、飲食業界で店長や新店舗立ち上げなどを経験するなど、多様な経験を積みます。24歳頃から仕事の合間に麻雀を再開。そして29歳、プロ麻雀士への道を歩み始めます。

プロ転向と数々のタイトル獲得

プロテスト合格後、RMUリーグ戦に参戦。その後は順調に実力をつけ、2011年には最高峰リーグであるR1リーグで優勝。しかし当時、ライセンスを保持していなかったため、RMUリーグへの昇格は叶いませんでした。その後も、最高位戦Classic優勝、クライマックスリーグ優勝など数々のタイトルを獲得。2018年にはRMUリーグ優勝、A級ライセンス取得と、着実にステップアップを遂げます。そして、2019年にはライセンス規定変更によりS級ライセンスを取得、2022年にはSS級ライセンスを取得しました。

Mリーグでの活躍と人気

2021年、Mリーグ・EX風林火山への加入。オーディションでは圧巻の腕前を見せつけ、決勝では役満・四暗刻を2度も和了。見事、ドラフト指名を受けました。Mリーグでは、独特の繊細で力強い、彼独自の雀風で活躍を続け、多くのファンを魅了しています。2023年のセミファイナルシリーズでは、まさかの「誤発声」にも動じることなくトップを獲得するなど、勝負師としてのメンタルの強さも際立っています。

多彩な才能と人間性

松ヶ瀬選手の才能は麻雀だけではありません。調理師免許を持つ彼は、料理を趣味の一つとしており、特に魚料理を得意としています。また、プロレス観戦、メガネ、スニーカー収集など、多様な趣味を持つ一面も。

風林火山入団時には、自身のキャッチコピーを「繊細なる超巨砲」に決定。この言葉は彼の雀風、そしてその人間性を的確に表しています。

さらに、彼はRMUの多井隆晴選手に次ぐ二番手として、将来の看板選手候補と目されています。

数々のエピソード、交友関係、そして獲得タイトルの数々。松ヶ瀬隆弥選手は、プロ麻雀士として、そして一個人として、多くの魅力を兼ね備えた存在です。

獲得タイトル一覧

第7期 最高位戦Classic 優勝
第9期 RMUリーグ（現:令昭位戦） 優勝
第6期 RMUグランプリ 優勝
クライマックスリーグ 優勝（2011、2014、2016後期、2017後期）
RMUアワード2013 平均順位
RMUアワード2014 最多得点
RMUアワード2018 最優秀選手賞
風林火山Family-6月決勝大会 優勝

外部リンク

松ヶ瀬隆弥 (@akayakokushim) - X（旧Twitter）
松ヶ瀬隆弥 (@takaya1matsugase) - Instagram
松ヶ瀬隆弥公式ファンクラブ
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