RMU

RMU（Real Mahjong Unit）とは

RMU（Real Mahjong Unit）は、2007年6月に設立された競技麻雀のプロ団体です。「真の麻雀プロを作る」という理念を掲げ、トイツ理論で知られる土田浩翔氏や、阿部孝則氏、多井隆晴氏といったトッププロたちが集まって創設されました。

概要

RMUは、他の競技麻雀団体とは異なる独自のプロ認定制度を設けています。入会してすぐにプロとなるのではなく、プロ志望者はまず「アスリートコース」の会員となり、リーグ戦で実績を積む必要があります。一定の選手ポイントを獲得し、技量や理論、マナーなどが認められて初めてプロライセンスが発行されます。

また、RMUでは「プロを目指す」というわけではなくても、麻雀を強くなりたい、競技麻雀を楽しみたいという人のために、「ライトコース」会員という制度も設けています。

設立当初は、土田氏が主宰していた日本麻雀機構との連携を重視していましたが、2010年に土田氏が離脱してからは、運営方針に変化が生じています。かつては女性麻雀タレント育成のための「タレントコース」も存在しましたが、現在は廃止されています。

主な主催タイトル戦

RMUでは、数多くのタイトル戦を主催しています。以下に主なタイトル戦を紹介します。

令昭位戦: RMU最高峰のリーグ戦。アスリートコース所属選手のみが参加できます。A1～D2リーグまでの9階層に分かれており、昇降級があります。A1リーグの優勝者には「令昭位」の称号が与えられます。
クライマックスリーグ: 各期のB1リーグ上位者とAリーグ在籍者で争われる短期リーグ戦です。
長崎リーグ: 長崎支部所属アスリートによって行われるリーグ戦です。長崎RMUリーグチャンピオンは、クライマックスシリーズへの出場権を得ます。
赤坂ぷろす杯: アスリート会員所属選手が出場できるトーナメント戦です。優勝者には、B級ライセンス取得や令昭位戦リーグの昇級などの特典があります。
女流令昭位（ティアラリーグ）: 女流アスリートによるリーグ戦です。A・Bの2リーグ制で、上位者はティアラクライマックスに出場できます。
新人王戦: 入会5年目までの選手が対象のリーグ戦です。
飛翔位戦: トーナメント方式で行われるタイトル戦です。
闘魂杯: オンライン対戦麻雀ゲーム『雀魂』を使用して行われるタイトル戦です。
RMUクラウン: プロ・アマ問わず参加可能なオープンタイトル戦です。
RMUオープンリーグ: 会員であれば誰でも参加できるリーグ戦です。
RMUスプリントカップ: 年数回開催される1dayカップ戦です。年間トライアルポイント上位者がスプリントファイナルに進出します。

RMUアワード

RMUでは、全RMU会員を対象とした「RMUアワード」を設けています。全RMU公式戦の成績を詳細に管理し、以下の賞を授与しています。

最優秀選手: 年間獲得ポイントが最多の選手。
最多勝: RMU成績で1着数が最多の選手。
最優秀順位率: RMU成績で平均順位が最も優秀な選手。
最多得点: RMU成績で総得失点が高い選手。

所属選手

RMUには、数多くのプロ雀士が所属しています。B級以上はプロライセンス保有者です。女性選手は「女流」と表記されます。

主な所属選手

SSS級: 多井隆晴
SS級: 松ヶ瀬隆弥、谷井茂文、阿部孝則、楢原和人
S級: 河野高志、藤中慎一郎、仲川翔

その他、A級、B級、アスリートの選手が多数所属しています。

過去の主な所属プロ

土田浩翔氏や古久根英孝氏など、過去には数多くのプロ雀士がRMUに所属していました。現在は他の団体に移籍しているプロもいます。

RMUは、競技麻雀の発展に貢献している団体の一つです。今後の活動にも注目が集まります。

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