松下冷機

松下冷機株式会社は、かつて存在した松下グループ（現パナソニックグループ）の一員であり、冷蔵庫、自動販売機、コンプレッサーといった冷熱機器の製造を担っていました。同社は、松下ホームアプライアンス社（現アプライアンス社）や松下食品システム（現パナソニックフードアプライアンス）株式会社と共に、松下電器産業（現パナソニック）の家電・冷熱空調部門であるホームアプライアンスグループを構成する重要な役割を担っていました。

しかし、グループ全体の再編の流れの中で、松下ホームアプライアンス社の事業再編に伴い、2008年4月1日に松下電器産業へと吸収合併され、会社としての歴史を終えることとなりました。

沿革

松下冷機の歴史は、1939年の中川機械株式会社の設立から始まりました。その後、1952年に松下電器産業との資本提携を行い、1953年には中川電機株式会社へと社名を変更し、電気冷蔵庫の生産を開始しました。この時期から、家電製品の分野へ本格的に参入していきました。

1972年には、社名を現在の松下冷機株式会社に変更し、より冷熱機器の専門メーカーとしてのイメージを明確化しました。2000年には、松下電器産業の完全子会社となり、グループ内での連携をさらに強化しました。そして、2008年4月1日に松下電器産業に吸収合併され、その歴史に幕を閉じました。

松下冷機は、家庭用および業務用冷熱機器の分野で、長年にわたり日本の産業と人々の生活を支えてきました。その技術とノウハウは、現在のパナソニックグループにも受け継がれています。

関連項目

パナソニックグループ

外部リンク

パナソニック アプライアンス社

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