松下舞琳

松下舞琳について

松下舞琳（まつした まりん、2006年10月25日生まれ）は、熊本県熊本市出身の日本の女流棋士です。女流棋士番号は81で、将棋界での地位を確立しつつある若手の棋士です。彼女は佐藤秀司八段の弟子として、将棋の世界に身を投じました。

将棋との出会い

舞琳は、幼少期からボードゲームに興味を持っており、特に将棋に惹かれたことが彼女の将棋人生のスタートでした。2017年に熊本市で開催された第10回朝日杯将棋オープン戦での羽生善治三冠との対局やその解説を見たことが、将棋の魅力に一層引き寄せられるきっかけとなりました。この経験から、彼女は女流棋士になるという夢を抱くようになりました。

女流棋士としてのキャリア

2022年8月1日、松下舞琳は日本将棋連盟の関西本部に所属する女流棋士としてプロ入りを果たしました。最初は女流2級として活動を始め、その後急速に昇進しました。特に2023年には第35期女流王位戦の挑戦者決定リーグに進出し、国内の将棋界での存在感を発揮しました。

昇段・昇級履歴

彼女の昇段経歴は以下の通りです：

• - 2020年1月: 九州研修会に入会し、D1クラスに所属。
• - 2022年7月: B2クラスに昇級（女流2級資格を取得）。
• - 2022年8月: 女流2級としてプロ入り。
• - 2022年10月: 女流1級に昇級（女流王位戦予選決勝進出）。
• - 2023年4月: 女流初段に昇級（2022年度の成績が8勝以上のため）。

主な戦績

アマチュア時代には素晴らしい成果を収めており、特に以下のような成績があります：

• - 2016年: 第9回小学生駒姫名人戦で名人クラス優勝。
• - 2017年: 第10回小学生駒姫名人戦で名人クラス第4位。
• - 2018年: 第8期リコー杯女流王座戦アマチュア予選西日本大会で決勝まで進出。
• - 2021年10月24日: 第15回白瀧あゆみ杯争奪戦の新人登竜門戦で準優勝。

プロフィール

舞琳は現在熊本県立済々黌高等学校に在学中で、将棋と学業の両立を目指し日々努力しています。趣味は音楽鑑賞で、彼女の多才な一面を示唆しています。今後のさらなる活躍が期待される彼女の進路に目が離せません。将棋界の今後のスターとして、松下舞琳の名前を覚えておくと良いでしょう。

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