松井正樹

松井正樹氏は、1954年生まれの日本の国土交通技官です。長年にわたり、都市・地域整備における重要な役割を担い、特に下水道分野において顕著な業績を残しました。

経歴

北九州市で生まれ育った松井氏は、国土交通省に入省後、下水道部下水道事業課長を歴任しました。その後、2008年7月には、江藤隆氏の後任として下水道部長に就任し、日本の下水道行政を牽引しました。2011年7月に下水道部長を辞職した後、翌8月には日本下水道事業団（JS）の理事（事業統括担当）に就任し、引き続き下水道事業の発展に尽力しました。また、九州ブロックにおける下水道広報活動を活性化させるため、「GKPチーム九州」設立準備会の代表発起人として、その設立に尽力しました。現在は、松井技術士事務所の代表として、技術士としての専門知識を活かした活動を続けています。

人物

要職を退任後は、長野県松本市に移住し、自然豊かな環境の中で生活を送っています。趣味はジャズ鑑賞で、音楽を愛する一面も持っています。また、合気道5段の腕前を持つ武道家でもあり、心身ともに鍛錬を怠らない人物であることが伺えます。

栄典

長年にわたる下水道事業への貢献が認められ、2024年11月には令和6年秋の叙勲において、瑞宝中綬章を受章しました。この受章は、松井氏のこれまでの功績が社会的に高く評価された証と言えるでしょう。

松井正樹氏は、下水道行政の専門家としてだけでなく、人間的にも魅力あふれる人物です。その多才な活動と功績は、多くの人々に感銘を与え、今後の活躍も期待されています。

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