松井達徳

松井 達徳（まつい たつのり）

松井達徳は1965年6月25日生まれ、福島県白河市の出身です。彼は元プロ野球選手で外野手として中日ドラゴンズや阪神タイガースでプレーしました。現在は神奈川県で会社員として生活しています。

経歴

高校時代

松井は学法石川高で一塁手として活躍し、1983年には夏の甲子園に出場しました。そこでは横浜商業高校の三浦将明投手に抑えられ、チームは3-19と大敗。しかし、エースの小椋政彦選手に代わる形で甲子園初登板を果たしました。

大学時代

高等学校卒業後、法政大学に進学します。在学中には東京六大学リーグで4回の優勝を成し遂げ、1986年秋季リーグでは打率2位を記録。さらに、その年のシーズンではベストナインにも選出されました。大学を卒業する1987年秋季リーグでは再び優勝を果たしますが、明治神宮野球大会決勝では筑波大学に敗北しました。大学時代の通算成績は82試合出場で、260打数75安打、打率.288、5本塁打、40打点です。

社会人野球とプロ入り

卒業後、松井は日産自動車に入団し、外野手に転向します。大学の3年先輩である島田茂選手がチームに在籍していた影響もありました。1988年からは都市対抗野球に2年連続で出場し、1989年にはインターコンチネンタルカップで日本代表として出場し、準優勝と首位打者を獲得しました。

1989年、松井はプロ野球ドラフトで中日ドラゴンズから4位指名を受け、入団が決定します。初年度の1990年には二番打者として19試合に先発出場しましたが、その後は成績が伸びず、1993年のシリーズの後半にはレギュラー右翼手として起用されました。しかし、定位置を確保するには至りませんでした。

現役引退

1997年、松井は中日から自由契約となり、阪神タイガースにテスト入団しますが、出場機会は限られ、1999年シーズンをもって現役引退を迎えました。彼の持ち味は広角打法であり、外野のレギュラー候補として期待されていましたが、守備には難があったため、活躍は代打の場面が主でした。先発出場時には三番打者として起用されることもありました。

選手としての特徴

現役時代の松井はバッターボックスでバットを回す独自のルーティンを持っていました。これは力が入りすぎることを防ぐためのもので、本人によれば、バットを回している間も両側面の位置で止めることができていたそうです。チームメイトに回転数を数えられたこともあり、2.5回転時が調子が良いとされました。また、高校時代までは身体の周りで常にバットを回していたとのことです。

詳細記録

• - 初出場：1990年5月26日、阪神タイガース戦
• - 初打席：1990年5月27日、阪神タイガース戦で代打
• - 初安打：1990年5月30日、ヤクルトスワローズ戦
• - 初先発出場：1990年6月19日、阪神タイガース戦
• - 初本塁打：1990年7月7日、阪神タイガース戦
• - 特記：1995年10月1日、初回先頭打者から3者連続本塁打を達成。

引退後

選手としてのキャリアを経た松井達徳は、現在平穏な生活を送りながら、野球界の発展に寄与していることでしょう。

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