松原健二

松原健二

松原健二（まつばら けんじ、1962年2月16日 - ）は、日本の実業家であり、株式会社SNKの代表取締役社長CEOを務めています。兄は人工知能研究者の松原仁・前東京大学教授、はこだて未来大学客員教授、京都橘大学教授。

経歴

東京都出身。武蔵中学校・高等学校を卒業後、東京大学大学院情報工学専門課程を修了。学生時代はバスケットボール部に所属していました。中学・高校の同級生には、内海州史セガ代表取締役副社長がいます。

1986年4月に日立製作所に入社し、スーパーコンピュータの開発に携わりました。その後、アメリカのマサチューセッツ工科大学経営大学院（MBA）を修了。1997年8月に日本オラクルへ入社しました。

2001年12月、コーエー（後のコーエーテクモゲームス）に入社。「信長の野望Online」などのプロデュースを手掛け、実績を上げました。2007年6月には代表取締役社長COOに就任。

2009年4月、コーエーとテクモの経営統合により設立されたコーエーテクモホールディングスの代表取締役社長に就任しましたが、2010年11月に退任しました。

2011年5月には、ジンガの日本法人であるジンガジャパンの代表取締役社長CEOに就任。しかし、ジンガは2012年10月に日本から撤退しました。この撤退について松原氏は、「日本の企業は足場を固めようと時間をかけるが、ジンガは最初から世界で展開することを考えていた」「日本は特殊な市場。ソーシャルゲームでクジを引くというシステムは米国では受けないから、ガチャが日本で流行しているのかを米国の本社に説明するのが大変だった」とコメントしています。

2014年10月、セガネットワークス（後のセガ）に入社し、取締役CTOに就任。2015年4月のセガグループ再編に伴い、セガゲームスの社内カンパニーであるセガゲームス コンシューマ・オンラインカンパニーCOO/CTOに就任しました。セガゲームスの社内カンパニー制廃止に伴い、2017年4月にセガゲームス代表取締役社長COOに就任。

2019年4月には、セガホールディングス（後のセガグループ）常務取締役に就任。2020年4月、セガゲームスがセガ・インタラクティブを吸収合併したことに伴い、セガ代表取締役CPOに就任しましたが、2020年7月に両役職を退任しました。

2021年10月、株式会社SNK代表取締役社長CEOに就任し、現在に至ります。

松原氏は、ゲーム業界において、様々な企業で経営に携わってきた経験豊富な人物です。SNKにおいては、同社のIPを活用した新たな展開が期待されています。

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