松居慶子

松居慶子：世界を魅了するジャズピアニスト

松居慶子（まつい けいこ、旧姓：土居、1961年7月26日 - ）は、東京都出身のジャズミュージシャン、ピアニスト、そしてキーボーディストです。彼女の音楽は、国境を越えて多くの人々に感動を与え続けています。

生い立ちと音楽との出会い

5歳からピアノを始めた松居慶子は、日本女子大学附属中学校・高等学校を経て、日本女子大学家政学部児童学科を卒業しました。1975年には、第4回ヤマハ・ジュニアオリジナルコンサート東京大会に出場し、その才能の片鱗を見せました。その後、ドイツ、スイス、オーストリアなど、海外での演奏活動も積極的に行い、18歳でヤマハ・ミュージック・コミュニケーションズとアーティスト契約を結びました。

1980年代には、3人組のキーボードトリオ『COSMOS』を結成し、活動の幅を広げました。また、1982年にはフジテレビのサマーキャンペーンガールに選ばれるなど、多方面で活躍しました。

世界への挑戦と成功

松居慶子の音楽は、テレビ番組『いのちの響』（TBSテレビ）で取り上げられたり、1993年にはメキシコシティで開催されたミス・ユニバース世界大会で審査員を務めるなど、様々な形で紹介されました。

2001年には、アルバム『DEEP BLUE』が全米ビルボードのコンテンポラリージャズチャートで1位を獲得。これは日本人として初の快挙でした。その後も、2016年にアルバム『Journey To The Heart』、2019年にアルバム『Echo』が同チャートで初登場1位を獲得し、その人気と実力を不動のものとしました。

多彩な活動と受賞歴

松居慶子は、音楽活動以外にも、2006年から2010年まで敦賀短期大学の客員教授を務めるなど、教育分野でも貢献しました。

2000年と2001年には、全米スムースジャズ賞最優秀女性アーティスト賞を受賞。2004年には、日米交流150周年記念外務大臣表彰、2010年にはeWorld Music Awards Universal Awardを受賞するなど、数々の栄誉に輝いています。

ディスコグラフィ

彼女の代表的なアルバムには以下のようなものがあります。

水滴～A DROP OF WATER（1987年）
北斗～UNDER NORTHERN LIGHTS～（1988年）
風と狼～THE WIND AND THE WOLF～（1990年）
Night Waltz（1991年）
Cherry Blossom（1992年）
Doll（1994年）
Sapphire（1995年）
DREAM WALK（1997年）
Full Moon and the Shrine（1998年）
IN A MIRROR（2000年）
The Piano（2001年）
Deep Blue（2001年）
指環～YUBIWA～（2002年）
WILDFLOWER（2003年）
Walls of Akendora（2004年）
Compositions（2005年）
Moyo（2007年）
The Road...（2011年）
Soul Quest（2013年）
Journey to the Heart（2016年）
Echo（2019年）
Euphoria（2023年）

これらのアルバムは、彼女の音楽性の幅広さと、常に新しい表現に挑戦する姿勢を示しています。

近年の活動

近年では、2023年に最新アルバム『Euphoria』をリリースし、日本ツアーも開催するなど、精力的な活動を続けています。

まとめ

松居慶子は、その卓越した音楽性と、常に進化を続ける姿勢で、世界中の人々を魅了し続けています。彼女の音楽は、ジャズファンだけでなく、多くの音楽ファンにとって、心の癒しとなるでしょう。

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