松山傑

松山傑 - プロ野球選手から指導者へ

松山傑（まつやま すぐる、1989年9月8日生まれ）は、神奈川県横浜市金沢区出身の元プロ野球選手（投手）であり、現在は野球指導者として活動しています。右投右打の選手として知られていますが、彼のキャリアは決して平坦なものではありませんでした。

経歴

横浜商業大学高等学校に進学した松山は、2年生の夏に神奈川県予選でベスト4に進出しました。しかし、2007年2月に右肩を故障した影響で、最後の夏の大会では県5回戦に敗退し、全国的には無名な存在となってしまいました。松山はその後、2007年に行われた高校生ドラフトで北海道日本ハムファイターズから5巡目で指名を受け、プロ入りを果たします。

入団後、松山は2009年11月に加藤武治や松家卓弘らと交換トレードで横浜ベイスターズに移籍しました。彼は2010年8月14日にプロ初登板を果たし、NPBでのキャリアが始まりました。しかし、翌年の2011年には一軍での出場がかなわず、二軍でも防御率5.96という結果に終わり、シーズン終了後に戦力外通告を受けました。

2012年にはベースボール・チャレンジ・リーグ（BCリーグ）の石川ミリオンスターズに加入し、その後もコロンビア・ウインターリーグに派遣されるなど、さまざまな経験を積みました。2013年には球団からの退団が発表され、プロ選手としての道は厳しいものでした。

松山は野球指導者としてのキャリアも追求し、2021年にはBCリーグのオセアン滋賀ブラックスのコーチに就任しました。その後、監督が休養した際には監督代行を務めることになり、2022年からは滋賀GOブラックスの球団代表に就任しています。

投手としての特徴

松山は主に最速148km/hのストレートを使用し、さらにスライダー、カーブ、チェンジアップといった変化球も操る投手として知られています。彼は同僚だったダルビッシュ有や松坂大輔を投手として目標に掲げ、日々技術の向上に努めていました。

記録

• - NPB初登板：2010年8月14日 対読売ジャイアンツ 15回戦（東京ドーム）
• - 初奪三振：2010年8月22日 対広島東洋カープ 20回戦（MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島）

背番号

• - 57（2008年 - 2009年）
• - 64（2010年 - 2011年）
• - 18（2012年 - 2013年）
• - 13（2021年）

結論

松山傑のキャリアは、プロ野球選手としての挑戦と苦難、さらには指導者としての新たな道を歩むことで構成されています。彼の実績や経験は、若い選手たちにとって貴重な指導の資源となっていることでしょう。

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