松山赤十字看護専門学校

松山赤十字看護専門学校について

松山赤十字看護専門学校は、愛媛県松山市に位置し、日本赤十字社が運営する私立の看護専門学校でした。1913年に日本赤十字社 愛媛支部病院救護員養成所としてその歴史をスタートさせ、1950年に松山赤十字看護学院と改称され、その後も数度の名称変更を経て、1976年には松山赤十字看護専門学校として大きな一歩を踏み出しました。2019年3月に閉校するまで、看護の専門教育の場として多くの学生を育成してきました。

沿革

この学校の沿革は、地域の医療人材育成に寄与してきた長い歴史を物語っています。

• - 1913年4月: 日本赤十字社愛媛支部病院救護員養成所として創設。
• - 1950年3月: 松山赤十字看護学院に改称。
• - 1950年12月: 松山赤十字高等看護学院に改称。
• - 1976年4月: 松山赤十字看護専門学校となり、専門的な看護教育を強化。
• - 2019年3月: 残念ながら閉校。

学科とカリキュラム

本校では、看護学科が3年課程で設置され、看護師としての知識と技術を体系的に学ぶことができました。学生は質の高い教育を受け、多くの看護資格を取得するための準備を整えることができました。特に、看護師国家試験受験資格を持つことは、卒業生が医療機関で活躍するための重要な要素でした。加えて、保健師や助産師学校の受験資格も得られるため、さまざまな医療分野での道が開かれていました。

奨学金制度

松山赤十字看護専門学校では、学費の負担を軽減するために数種類の奨学金が準備されていました。具体的には、赤十字社奨学金や松山赤十字病院奨学金、日本赤十字社看護師同方会奨学資金があり、これにより経済的支援が必要な学生が看護教育を受ける機会を持つことができたのです。

交通アクセス

松山赤十字看護専門学校へのアクセスは便利で、JR予讃線の松山駅、及び伊予鉄道の松山市駅からの交通手段が確保されていました。特に伊予鉄道の市内電車環状線を利用し、『清水町』駅で下車後、北方向へ徒歩約10分ほどで到着することができました。

関係者

松山赤十字看護専門学校の著名な卒業生には、松木光子氏がいます。彼女は日本赤十字北海道看護大学の元学長として知られ、教育界においても重要な役割を果たしてきました。

終わりに

看護教育の場としての松山赤十字看護専門学校は、その閉校をもって一つの歴史的な役割を終えましたが、卒業生たちは各地で医療従事者として地域に貢献し続けています。これまでの教育成果は、今なお多くの現役看護師に受け継がれています。

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