松岡力

松岡力：空手からキックボクシングへ至る闘いの軌跡

1993年生まれの松岡力選手は、日本のキックボクシング界を代表するファイターの一人です。京都府八幡市出身で、現在はK-1ジム五反田チームキングスに所属。Krushウェルター級王者として名を馳せ、数々の激闘を繰り広げてきました。

空手から始まった格闘技人生

松岡選手の格闘技との出会いは小学校1年生の時。総合格闘道場 截空道で空手を始めます。関西の主要空手大会やグローブ空手大会で多くの賞を獲得し、才能を開花させました。中学校時代は空手の練習と並行してバスケットボール部に所属。主将としてチームを牽引するなど、持ち前のリーダーシップも発揮していました。

高校時代：アマチュア王者への道

京都府立京都八幡高等学校に進学後も、松岡選手の格闘技への情熱は冷めることはありませんでした。1年生時には、森光祐介選手との対戦で国際チャクリキ協会西日本ライト級王座を獲得。さらに、星川大輝選手との対戦でNJKFアマ60キロ級王座も手にしました。高校時代は、K-1甲子園にも出場。2009年は関西地区予選で準優勝、2010年には全国決勝大会に出場するもベスト8で敗退。2011年には全国高校K-1選手権決勝大会でベスト4という結果を残し、武道奨学金30万円を獲得しました。

プロ転向とK-1参戦

高校卒業後は上京し、目黒藤本ジムに所属。2012年7月22日、新日本キックボクシング協会 MAGNUM29でプロデビューを果たし、大木翔平選手に判定勝ちで勝利しました。その後、K-1参戦を目指し、2017年にK-1ジム五反田チームキングスに移籍。

K-1での活躍とKrush王座獲得

2018年1月27日、Krush.84で渡辺俊樹選手に2RKO勝ちを収め、K-1での戦績を重ねていきます。しかし、同年12月8日のK-1 WORLD GP 2018 JAPANでは野杁正明選手にKO負けを喫しました。2019年8月24日にはK-1 WORLD GP 2019 JAPANで近藤魁成選手にKO負け。2020年11月27日、Krush.119では加藤虎於奈選手との試合で反則負けという悔しい結果に終わりました。しかし、2021年4月23日、Krush.124で行われたKrushウェルター級タイトルマッチで、加藤虎於奈選手に挑戦し、判定勝ちで念願のKrushウェルター級王座を獲得しました。同年9月20日にはK-1 WORLD GP 2021 JAPAN～よこはまつり～のK-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメントに出場。1回戦でマキ・ドゥワンソンポン選手にKO勝ちするも、準決勝で安保瑠輝也選手に敗れました。

まとめ

空手、バスケットボールで培った経験と才能を活かし、キックボクシングの世界で活躍する松岡力選手。幾多の苦戦を経験しながらも、頂点を目指し続ける彼の闘いは、多くのファンを魅了し続けています。Krushウェルター級王座獲得という偉業を成し遂げ、今後の更なる活躍に期待が高まります。彼のSNS（X、Instagram）もぜひチェックしてみてください。今後の活躍から目が離せません。

もう一度検索