松平保久

松平保久

松平保久（まつだいら もりひさ）は、1954年3月15日生まれの日本のテレビプロデューサーであり、会津松平家の第14代当主です。会津藩最後の藩主、松平容保の曾孫にあたる人物として知られています。

来歴

1954年、東京都にて、会津松平家13代当主である松平保定の息子として生を受けました。1976年に学習院大学法学部法学科を卒業後、日本放送協会（NHK）に入局。大阪放送局、放送センター、盛岡放送局での勤務を経て、2010年にNHKエンタープライズへ転籍し、プロデューサーとしてドキュメンタリーや映画関連業務など、幅広い番組制作に携わりました。

2018年9月22日には、会津若松市で開催された戊辰150年式典に出席し、先人たちの苦難を偲びました。式典において松平氏は、「困難に満ちた幕末の会津の歴史だが、強い誇りをもって、未来につなげてほしい」と述べ、会津の歴史を未来へと繋げることの重要性を強調しました。

2019年5月4日には、歴代会津藩主を慰める墓前祭「お花まつり」が開催され、松平氏が祭主を務めました。墓所には2代目藩主である松平正経以降の藩主が埋葬されており、当日は長男である親保氏や会津松平家奉賛会の会員ら約80名が参列しました。

人物

松平保久は、会津松平家の当主として、会津の歴史と文化を継承し、未来へと繋げる役割を担っています。テレビプロデューサーとしての活動を通じ、歴史や文化に関する番組制作にも携わり、その知識と経験を活かしています。戊辰150年式典や墓前祭などの行事への参加を通じて、会津の人々との交流を深め、地域社会に貢献しています。先祖を敬い、歴史を大切にする姿勢は、多くの人々に感銘を与えています。

参考書籍

加藤明『お殿様は「今」』洋泉社〈歴史新書〉、2016年。ISBN 978-4800309235。

外部リンク

松平保久 - allcinema

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