松本亮 (俳優)

松本 亮：舞台から配信まで縦横無尽に活躍する俳優

松本亮（まつもと りょう）は、1987年1月8日生まれ、神奈川県横浜市出身の俳優である。高校時代はハンドボールに打ち込み、神奈川県選抜に選ばれるほどの高い実力を持つ。大学在学中にはアメリカへ1年間留学し、そこで演劇に触れ、俳優としての道を志すようになる。帰国後は劇団扉座に入団。2年間の研究所を経て、約5年間、劇団のほぼ全ての公演に出演し、舞台俳優としての基礎を築いた。

2016年に劇団扉座を退団後も、精力的に活動を続ける。ロロ、KAKUTA、iaku、ONEOR8、劇団桟敷童子など、大規模な劇場から小規模なアングラ劇団まで、ジャンルを問わず幅広い劇団の公演に出演。さらに、小林賢太郎演出の『シアター・コントロニカ』といったプロデュース公演にも参加するなど、経験を積んでいった。

2018年には、イマジネイションに所属。それまでは舞台中心の活動だったが、所属事務所移籍後は、テレビドラマやCMへの出演も増加。多様なメディアで活躍の場を広げている。

舞台においては、数々の注目すべき実績を残している。出演作品『郷愁の丘ロマントピア』（青年団リンクホエイ）は2018年の岸田國士戯曲賞最終候補に、『逢いにいくの、雨だけど』（iaku）は同年の鶴屋南北戯曲賞最終候補にそれぞれノミネートされた。特に『逢いにいくの、雨だけど』は2021年の再演でも読売演劇大賞作品賞にノミネートされるなど、高い評価を得ている。また、2019年に出演した劇団桟敷童子『獣唄』では、同劇団が紀伊國屋演劇賞団体賞を受賞した。

テレビドラマにおいても、NHK大河ドラマ『青天を衝け』での勘左衛門役や、NETFLIX『全裸監督2』での芸能リポーター役など、印象的な役柄を演じ、存在感を示してきた。2023年にはNHK連続テレビ小説『らんまん』にも準レギュラーとして出演。その他、数多くのCMにも出演している。

映画では、矢口史靖監督作品『ダンスウィズミー』などに出演。2023年には、応募総数1500人の中からオーディションで選ばれた小路紘史監督作品『辰巳』が東京国際映画祭に出品された。同作品は2024年4月劇場公開が決定している。また、他の出演映画として『KANO 1931海の向こうの甲子園』『二人ノ世界』『Changes』『AI崩壊』『窮鼠はチーズの夢を見る』『事実は小説よりも黄なり』『湖底の空』『ボクらのホームパーティー』『ABYSS』『石とシャーデンフロイデ』などがある。

さらに、2020年東京オリンピック開会式ではピクトグラムパートとして出演するなど、その活動は多岐にわたる。

2021年11月からは、Twitchで「ゴリゴリ」という名前で配信活動をスタート。GTAオンライン、APEX、スト6などをプレイする様子や、雑談などを配信している。当初は自身の俳優業を「自営業」と表現していたが、2023年10月の配信で俳優であることを公表した。

特技はハンドボール、ドラム、英会話、タッチタイピング、ゲーム、雑談と多才ぶりを発揮している。彼の今後の活躍にも期待が高まる。

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