松比良平太

プロフィール

松比良 平太（まつひら へいた）氏は、1980年7月13日に埼玉県所沢市で生まれました。現役時代はプロ野球選手として捕手登録され、現在は東北楽天ゴールデンイーグルスで球団スタッフとして活動しています。

プロ野球選手としてのキャリア

千葉県の習志野市立習志野高等学校で野球に打ち込み、高校の同期には後にプロサッカー選手として活躍する玉田圭司氏や、プロ野球選手となった吉野智行氏らがいました。高校卒業後、1998年のNPBドラフト会議において、大阪近鉄バファローズから7位指名を受け、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。入団当時の背番号は69でした。

同期には後に「松坂世代」として名を馳せる選手たちが多数おり、松比良氏もその一人に数えられます。しかし、残念ながら一軍の公式戦に出場する機会はなく、入団から4年目の2002年シーズン終了後、球団から戦力外通告を受け、現役選手としての道を終えることになりました。

球団スタッフへの転身

選手引退後も、松比良氏はプロ野球界との関わりを続けました。2003年からは、かつて選手として所属した大阪近鉄バファローズでブルペン捕手としての新たな役割を担います。しかし、球団は2004年シーズン限りで消滅することとなります。

近鉄球団の消滅に伴い、松比良氏は新たにパシフィック・リーグに参入した東北楽天ゴールデンイーグルスへと移籍しました。2005年から楽天でブルペン捕手を務め、チームの練習や試合を舞台裏から支え続けました。この間の背番号は106でした。楽天でのブルペン捕手時代には、2008年の北京オリンピックに出場した野球日本代表チームにスタッフとして帯同し、国際舞台での経験も積んでいます。

ブルペン捕手としての活動は2014年まで続き、その後、球団内での担当業務が変更となります。2015年には二軍の用具係として選手の用具管理などを担当し、2016年からは二軍マネージャーに就任し、若手選手の育成環境を整える立場からチームを支えました。そして、2018年からは東北楽天ゴールデンイーグルスの一軍マネージャーに昇格し、現在に至ります。選手時代に一軍出場は叶いませんでしたが、引退後にブルペン捕手、用具係、そしてマネージャーと様々な役割を歴任し、球団運営の要となる存在として貢献を続けています。

埼玉県出身の人物として、また大阪近鉄バファローズに在籍した選手の一人として、そして松坂世代のメンバーとして、その経歴は特筆されます。選手としては短い期間でしたが、スタッフとして長きにわたりプロ野球界を支えるキャリアを歩んでいます。

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