松江しんじ湖温泉

松江しんじ湖温泉は、島根県松江市、旧出雲国に位置する温泉地です。1971年に開湯し、1250mのボーリングによって温泉が掘り当てられました。開湯当初は「松江温泉」と呼ばれていましたが、2001年に公募によって現在の「松江しんじ湖温泉」という名称に改められました。

泉質

泉質は、ナトリウム・カルシウム－硫酸塩・塩化物泉です。源泉温度は77℃と高温で、豊富なミネラル成分を含んでいます。この泉質は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進などに効果が期待できます。

温泉街

宍道湖の湖畔とその周辺には、複数のホテル・旅館が立ち並び、温泉街を形成しています。代表的な宿泊施設としては、なにわ一水、夕景湖畔すいてんかく、松平閣、ホテル一畑、ホテル白鳥、松江ニューアーバンホテル、皆美館、大橋館などがあります（2022年12月現在）。これらの施設では、宍道湖の景色を眺めながら温泉を楽しむことができます。

駅前には足湯も設置されており、気軽に温泉気分を味わうことができます。夕暮れ時には、宍道湖に沈む夕日を眺めながら足湯を楽しむのがおすすめです。

温泉むすめ

松江しんじ湖温泉は、株式会社エンバウンドが展開するクロスメディアプロジェクト「温泉むすめ」にも登場しています。2020年には、松江しんじ湖温泉をモチーフにしたキャラクター「松江しんじ湖しじみ」が登場しました。彼女は、松江城の堀川遊覧船の船頭を務める城郭研究好きで、しじみ料理が得意という設定です。

2021年7月には、「松江しんじ湖しじみ」の声優である高野麻里佳と、同じ松江市内の玉造温泉のキャラクター「玉造彗」の声優である田沢茉純が、松江観光大使に委嘱されました。

アクセス

鉄道：一畑電車松江しんじ湖温泉駅よりすぐ。
バス：JR松江駅から路線バス（松江市交通局・一畑バス）で約15分。

周辺観光

松江しんじ湖温泉の周辺には、松江城、島根県立美術館、小泉八雲記念館など、観光スポットが点在しています。松江城は、現存する天守閣を持つ城として知られており、城下町の風情を残す美しい景観が魅力です。島根県立美術館では、国内外の美術作品を鑑賞することができます。小泉八雲記念館は、松江で暮らした文豪・小泉八雲の生涯を紹介する施設です。これらの観光スポットと温泉を合わせて楽しむのがおすすめです。

松江しんじ湖温泉は、美しい宍道湖の景色と、良質な温泉、そして豊かな歴史と文化が楽しめる魅力的な温泉地です。ぜひ一度、訪れてみてください。

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