松浦麻琴

松浦 麻琴 - 元女子バレーボール選手・指導者

松浦麻琴（まつうら まこと）は、1986年9月9日生まれの日本の元女子バレーボール選手であり、現在は指導者としても活動しています。福岡県朝倉市出身の彼女は、背が高いことから中学1年生のときに両親の勧めでバレーボールを始めました。バレーボール選手としての彼女のキャリアは、ここから始まります。

学生時代の輝かしい成績

松浦は嘉悦大学に進学し、2008年には大学3冠（春季リーグ、東日本大学選手権、東西インカレ）に大きく貢献しました。この際、大学の監督である米山一朋は、松浦をセッターとして育成することを決定。背の高さを活かし、全日本チームに必要だとされるセッターのポジションに彼女を起用しました。彼女のしなやかなプレースタイルと卓越したバレーセンスは、その後のキャリアにおいても役立つこととなります。

プロ入りと国際舞台

2009年4月、松浦は日立佐和リヴァーレに加入し、同年7月にはユニバーシアードベオグラード大会に出場します。この年のチャレンジリーグでは最優秀新人賞を受賞し、その後も成績を残しました。2010年には日立を退団し、NECレッドロケッツに移籍。2011年には全日本女子チームにメンバー登録され、モントルーバレーマスターズで国際試合デビューを果たしています。

栄光のシーズン

彼女のキャリアにおいて、特に注目されるのは、2012年のV・サマーリーグでの2連覇と、2012/13Vプレミアリーグでのレギュラーラウンド1位の好成績です。これらの成功は、彼女の技術とチームへの貢献を証明しています。残念ながら、2014年に彼女は現役を引退しましたが、最後のシーズンは痛みを抱えながらもパフォーマンスを続けました。

指導者としての新たな挑戦

引退後、松浦は2020年に地元のバレーボールチーム、福岡春日シーキャッツのコーチに就任。このチームはV.LEAGUE入りを目指しており、彼女の経験はチームの成長にとって大きな資源となるでしょう。しかし、2021年4月のチーム体制の変更を受けて、松浦は福岡春日シーキャッツを退団。新たに設立された福岡ギラソールのコーチとして働くことになります。この新たなチーム環境において、彼女の指導者としてのキャリアがどのように展開していくか、今後の動向が注目されています。

球歴と受賞歴

松浦はユニバーシアード代表として2009年、全日本代表としては2011年と2013年に選ばれたことがあります。彼女が選手として活躍していた時期には、チャレンジリーグの新人賞など、多くの栄誉も手にしました。また、彼女の所属チームは多岐にわたり、宮崎日大中学校や宮崎日大高校から始まり、その後の嘉悦大学、日立佐和リヴァーレ、NECレッドロケッツなど、様々な場所で活躍をしています。

松浦麻琴のストーリーは、彼女の努力と情熱の証です。これからも指導者として、次世代の選手たちに情熱を注ぎ、多くの成功を収めることでしょう。

もう一度検索