松田保

松田 保のプロフィールと経歴

松田 保（まつだ たもつ、1948年生まれ）は、滋賀県近江八幡市出身の著名なサッカー指導者です。現在、学校法人ヴォーリズ学園で副学園長を務めている他、さまざまなスポーツ関連の組織にも関与し、サッカー教育に貢献しています。

若き日の松田

松田は滋賀県立彦根東高等学校に在学中、アメリカンフットボール部に所属していました。この経験は後のスポーツ指導においても生かされていることでしょう。その後、金沢大学の教育学部特別体育学科に進み、サッカー指導者としての専門知識を習得しました。

教員としてのキャリア

松田は教師としてのキャリアを甲南高校からスタートさせ、初年度からサッカー部の監督に就任。彼の指導の下、守山高校や守山北高校といった学校でもサッカー部を指導し、多くの成果を残しました。特に、1982年度には守山高校を全国高校選手権ベスト4に導き、1994年度には守山北高校でも同じくベスト4進出を果たしました。これらの実績は、彼のサッカー指導者としての才能を証明するものとなりました。

U-17日本代表監督

1993年から1995年にかけてはU-17日本代表チームの監督を務め、小野伸二や稲本潤一などの「黄金世代」を育て上げました。この時期の代表チームは、FIFA U-17世界選手権にも出場しており、国際舞台での経験を重ねました。

大学および協会での活動

2001年にはサッカーのS級ライセンスを取得し、その後2003年からはびわこ成蹊スポーツ大学にて教授及びサッカー部の総監督を務めました。松田の指導するサッカー部は、関西学生サッカー連盟に加盟後、最短期間での1部優勝を成し遂げるなど優れた成績を収めました。

また、2005年には滋賀FCの準備委員会に関与し、地域サッカークラブの発展にも寄与しました。2014年から2018年までは大和大学教育学部の教授としても活動し、さらに2018年4月からはヴォーリズ学園の副学園長に就任しました。

現在の活動

松田は現在、ヴォーリズアカデミーコーチング所長としてサッカー指導に邁進しています。また、公益社団法人滋賀県サッカー協会の名誉会長や、日本サッカー協会の将来構想委員会の委員としても、サッカーの振興に一翼を担っています。さらに、滋賀県体育協会の理事や、関西学生サッカー連盟の理事としても活動し、地域のスポーツ振興に尽力しています。

指導歴

• - 甲南高校：監督
• - 守山高校：監督
• - 守山北高校：監督
• - U-15、U-16、U-17日本代表：監督（1993-1995）
• - びわこ成蹊スポーツ大学：総監督（2003-2014）
• - びわこ成蹊スポーツ大学：顧問（2014-現在）

松田保は、日本のサッカー界における重要な指導者として、若い選手たちを指導し、その成長を見守り続けています。

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