松田平田設計

株式会社松田平田設計の概要

株式会社松田平田設計は、1931年に設立された日本の建築設計事務所で、長い歴史を持つ法人です。創業当初は赤坂に位置する松田事務所としてスタートし、その後、コーネル大学の先輩である平田重雄が参画することで、1942年に今の名称に変わりました。本社は東京都港区元赤坂にあり、芙蓉グループの一員として、多岐にわたるプロジェクトを手掛けています。

創立者について

創立者の松田軍平は、コーネル大学を卒業後、アメリカの有名な建築設計事務所で数多くの経験を積んだ後に日本に戻り、松田事務所を設立しました。彼は三井本館の設計にも携わり、その後の建築設計界において重要な役割を果たしました。また、平田重雄は芝浦製作所の社長の息子であり、松田とともに事務所を立ち上げた後、長年にわたり多くのプロジェクトに関わり続けました。

沿革

松田平田設計の沿革は以下の通りです。

• - 1928年: 松田軍平が三井本館の工事監理に従事するため帰国。
• - 1931年: 赤坂に松田事務所を開設。
• - 1942年: 平田重雄を迎え、松田平田設計事務所に改称。
• - 1966年: 坂本俊男を迎え、松田平田坂本設計事務所に改称。
• - 1990年: 株式会社松田平田に改称。
• - 2001年: 創業70年を迎え、株式会社松田平田設計に改称。

主な作品

松田平田設計は、数多くの著名な建築物や公共施設の設計を手掛けてきました。

• - 東京国際空港（羽田）第2旅客ターミナルビル
• - 埼玉県立武道館
• - 神田外語大学7号館

それぞれのプロジェクトには、特有のデザイン哲学と現代的な建築技術が取り入れられており、日本国内外で広く評価されています。

受賞歴

松田平田設計は数々の賞を受賞しており、その中でも特に以下の受賞成果があります。

• - 2005年度: 東京国際空港（羽田）第2旅客ターミナルビルがグッドデザイン賞を受賞。
• - 2007年度: 甲斐市玉幡公園「Kai・遊・パーク」もグッドデザイン賞に選出。
• - 2009年度: 神田外語大学7号館がグッドデザイン賞を受賞。

このように、松田平田設計は常にクオリティを追求し、多くの施設で高い評価を得ています。特に公共の場や施設に対しては、そのデザインが利用者や社会に与える影響を重視し、実用性と美しさを兼ね備えた建物を提供しています。

結論

株式会社松田平田設計は、90年近い歴史を背負い、日本建築界において重要な位置を占めています。その成功は、組織の理念、創立者のビジョン、そして数多くの優れたプロジェクトによって支えられています。今後も革新を続け、日本の建築文化の発展に寄与していくことでしょう。

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