松葉貴大

松葉貴大について

松葉貴大（まつば たかひろ）は、1990年8月14日に兵庫県神崎郡香寺町で生まれたプロ野球選手です。左投げ左打ちの投手として、中日ドラゴンズに所属しています。彼の野球キャリアは学生時代から始まりました。

経歴

プロ入り前

松葉は香寺町立中寺小学校の3年生の時に野球を始め、その後香寺町立香寺中学校で姫路ボーイズに所属しました。高校は東洋大学附属姫路高校に進学し、早くから注目の選手として背番号1を与えられました。しかし、肘を痛めてしまい、2年生の秋からは野手に転向。3年生の春の選抜大会ではベスト4進出を果たしましたが、準決勝で敗退しました。

その後、大阪体育大学に進学。最初は野手としてプレーしていましたが、バッティングピッチャーを務めた際の評価を受け、再び投手に転向。同期の宮川将と共にダブルエースとして名を馳せ、リーグ通算31勝という成果を上げました。大学成績は、防御率1.66、31勝13敗という立派なもので、2012年のドラフトでオリックス・バファローズから1位指名を受けました。

オリックス時代

2013年のシーズンでプロデビューを果たすも、開幕から不調が続き、初登板は5月1日の千葉ロッテ戦でした。この試合では好投するも、勝利には結びつきませんでした。その後、初勝利は5月9日の福岡ソフトバンク戦にて挙げましたが、シーズンを通しての成績は4勝6敗、防御率4.19と満足のいくものではありませんでした。

続く2014年には左手首を打撲するトラブルがありながらも、5月に初勝利を挙げ、シーズンでは8勝を記録。2015年には日本代表にも選ばれ、国際舞台での経験も積みました。2016年にはプロ初の完投勝利を収め、132.2回を投げましたが、翌2017年は3勝12敗と苦しむシーズンに。

中日時代

2019年には中日ドラゴンズにトレードされ、背番号38を背負って新たなスタートを切ります。初年度は出場機会が少なかったものの、2020年には開幕から先発ローテーションに入り、3勝7敗の成績を残しました。2021年は6勝を挙げ、再び活躍の場を広げました。また、2022年には19試合に登板し、防御率3.33で6勝をマークしました。

2023年は11試合に登板し、1勝4敗と勝ち星には恵まれませんでしたが、安定した投球内容を示しました。2024年にはシーズン初先発で好投し、念願の完投勝利を挙げるなど、今後への期待が高まります。

投手としての特徴

松葉は、大学時代にトレーニング理論を取り入れ、球速を約20km/h向上させました。最速149km/hのストレートを持ち、スライダーやカーブ、フォークといった多彩な球種を駆使して打者に立ち向かいます。

人物

松葉選手は、大学時代にラグビー部の監督から贈られたサイン入りジャージがあるほど、スポーツに対して多才な面を持っています。プロ入り後も独自の感性を持つ選手で、初登場時に自身の応援歌としてあみんの「待つわ」を採用し、ファンの応援を受け続けました。結婚してからは生活も充実させているようです。オフに果汁ジュースを飲むようになったエピソードは、選手としての健康への意識を示しています。

今後も松葉の成績や成長が注目されることでしょう。

もう一度検索