板谷実

板谷実（いたや みのる）

板谷実は、1928年8月23日に生まれ、2011年11月30日に亡くなった日本の政治家、実業家です。北海道苫小牧市長を経て、北海道議会議員を5期務めました。

略歴

北海道苫小牧市出身で、実家は「千鳥屋商店」（現・千鳥屋板谷商店）を経営していました。北海道苫小牧中学校（現北海道苫小牧東高等学校）、海軍兵学校（77期）を経て、1949年に北海道大学農学部農芸化学科を卒業し、理学博士号を取得しました。

大学卒業後、富士紡績に入社し、東京本社科学研究所などに勤務しました。在京時の1959年に結婚し、3人の子供をもうけました。その後、新富士エンジンや北海道炭礦汽船に出向し、1972年に苫小牧に戻り、岩倉組土建取締役常務を務めました。

1983年の苫小牧市長選挙で初当選しましたが、1987年の市長選挙で鳥越忠行に敗れました。1991年には民社党公認で北海道議会議員選挙に初当選し（苫小牧市選挙区）、以後連続で5期当選しました。民社党から新進党を経て、1999年より自由民主党に所属していました。また、千鳥屋商店の会長も務めていました。

2011年11月30日、乗用車が道央自動車道で中央分離帯の樹木に衝突し、外傷性ショックにより83歳で亡くなりました。

趣味は囲碁や読書であり、尊敬する人物には宮本武蔵を挙げていました。

人物

板谷実は、実業家としての一面も持ちながら、政治家として地域社会に貢献しました。苫小牧市長、北海道議会議員として、地域経済の発展や住民福祉の向上に尽力しました。また、千鳥屋商店の会長として、地域経済の活性化にも貢献しました。

エピソード

板谷実は、囲碁や読書を趣味としており、特に宮本武蔵を尊敬していました。その生き方や考え方に共感し、自身の行動の指針としていたようです。また、温厚な人柄で、多くの人から慕われていました。

まとめ

板谷実は、政治家、実業家として多岐にわたる分野で活躍し、地域社会に大きく貢献しました。その功績は、今後も語り継がれていくことでしょう。

参考文献

日外アソシエーツ編『現代政治家人名事典』日外アソシエーツ、1999年。

外部リンク

自由民主党・道民会議 北海道議会議員会 板谷実

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