林咲希

林 咲希（はやし さき）

林咲希（1995年3月16日生まれ）は、日本の女子バスケットボール選手であり、現在Wリーグの富士通レッドウェーブに所属しています。彼女のコートネームは"キキ"で、ポジションはガードフォワードです。福岡県糸島市に生まれた林は、幼少期からバスケットボールに親しむこととなりました。

来歴

林は雷山ミニバスケットボールクラブでバスケットボールをスタートさせ、前原中学校を経て精華女子高校に進学しました。高校時代にはインターハイでベスト16に進出し、国体では福岡県チームの一員として準優勝の成績を収めました。高校時代は主にミドルシュートを得意としながらも、パワーフォワードやセンターとしてプレーしていた彼女は、白鷗大学に進学した際、ポジションをシューティングガードやスモールフォワードに変更。大学では3ポイントシューターとしての才能を開花させ、インカレでは1年次に3位、以降2年次と3年次で準優勝を果たし、4年次には優勝とその功績が認められ、MVPと得点王を獲得しました。

彼女は2017年にJXサンフラワーズ（現：ENEOS）に加入し、その後数年間チームの中心選手として活躍。2023年にはENEOSを退団し、富士通レッドウェーブに移籍しています。

日本代表キャリア

林咲希は日本代表としても非常に重要な役割を果たしています。2019年には初めて日本代表に選出され、国際強化試合でデビューを果たしました。ヘッドコーチのトム・ホーバスからはその高い3ポイント成功率を評価されており、「特別なシューター」と称されています。2021年のアジアカップからは日本代表のキャプテンを務め、チームを率いる重要な役割を担っています。

代表歴

彼女の日本代表としての活躍は以下の通りです：

• - 2015年: ユニバーシアードで4位
• - 2017年: ユニバーシアードで準優勝を達成。全6試合に先発出場し、日本にとって50年ぶりの銀メダルを獲得。
• - 2018年: アジア競技大会で3位。3位決定戦では台湾に対して17得点を記録。
• - 2019年: FIBAアジアカップにて優勝。決勝の中国戦では3ポイントシュート3本成功で9得点。
• - 2021年: 東京オリンピックでは全6試合に出場し、準優勝に貢献。特に準々決勝のベルギー戦では、試合終盤の重要な3ポイントを決め、チームの歴史的な勝利に導きました。
• - 2022年: FIBAワールドカップ2022予選
• - 2023年: FIBAアジアカップで準優勝
• - 2024年: パリオリンピックに向けた世界最終予選に出場予定。

林咲希は今後も日本バスケットボール界での活躍が期待される選手です。彼女の情熱と努力は、若い選手たちにとっても大きな励みとなるでしょう。

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